どーも、セントライト記念の血統的向は父ディープ系もしくはロベルト系。
ぺちです。
父ディープ系は過去4年(2013年は新潟開催の為除く)の3着以内馬で5頭、ブラックタイドを含めると6頭に上ります。
秋競馬になってディープ産駒が活況ですが、中山はそれが顕著で先週の紫苑S、京成杯AH、そして今週のセントライト記念もしかりです。
中山ってディープの中では合わないほうの競馬場かと思っていましたが、この時期の中山は時計も速く馬場が軽いので、スピードのあるディープ産駒が台頭するのだと思います。
母数が多いってことも当然ありますが。
ちなみに今年の出走馬だと、ギベオン・ゼーゲン・ブレステイキングが該当します。
数字的にはディープに劣りますが、母数に比べたら活躍馬を多く出しているのがロベルト系です。
過去4年では5頭該当します。
シンボリクリスエスやスクリーンヒーロー(グラスワンダー)、ブライアンズタイムと重厚なパワータイプの馬を父or母父に持っている馬はセントライト記念と相性が良いです。
スピード系の父(母父)にロベルト系をつけるのが好走パターンなので、瞬発力系のスピード馬というよりもパワー系のスピード馬がこのレースは活躍出来るのだと思います。
ちなみに今年の出走馬ではジェネラーレウーノ・タニノフランケル・レイエンダが該当します。
どれも有力馬で好走しそうですよね。
さて今回はローズSと同様に血統的傾向が如実に表れているレースともいえる第72回セントライト記念の最終予想です。
馬場傾向
金曜は雨、土曜昼までも雨予報で、日曜が曇り予報です。
週中の降水量はあまり多くはないので、そこまで馬場が渋るとは思えませんが、パンパンの良馬場でのレースにはならなそうです。
(日曜日は曇り、29℃/23℃)
このような馬場だとパワーのあるスピード馬が合っていそうです。
圧倒的な瞬発力を持った馬や、ダートでも走れそうなパワー型の馬等は少し適性外かなと思います。
展開予想
逃げそうなのは、陣営が逃げ宣言をしているジェネラーレウーノ、4番枠に入ったので枠順的にも恵まれました。
しかし9番枠タニノフランケルも好走している時は逃げているので、逃げたいはずです。
共倒れを恐れて競ることはないと思うので、枠順的にもジェネラーレウーノが逃げると思います。
例年の展開だと前半はスローペースで、残り800m位からペースアップしてそのままゴルまで向かいますので、急激なスピードアップに対応できるスピードと、長く良い脚を使える馬が好走傾向にあります。
一つの指標としては、1800m戦で勝てるくらいのスピードが求められると思っています。
今回はそこに重点を置いて予想をしました。
第72回セントライト記念勝ち馬予想
◎ギベオン
〇レイエンダ
▲ブレステイキング
☆ジェネラーレウーノ
△タニノフランケル
△オウケンムーン
◎ギベオン
レースをみる限りディープインパクト産駒ながら瞬発力系の馬ではなく、パワーとスピード持続型の馬なので、今回のレースにはピッタリの脚質です。
適性距離がマイル~2000mくらいなので距離的に持つのかは心配ですが、このレースは1800m戦で強さを見せる馬が好走しているので、2200mといえどこの馬のスピードが活きるレースだと言えます。
最終追い切りもマイペースの軽い内容でしたが、それはこの馬の通常運転なので問題なく、むしろ通常通りの追い切りができているのは好材料だと思います。
位置取り的にも中段より少し前くらいになるかと思いますので、どのような展開になっても対応できますし、自在性を感じるので初の中山でも問題ないと思います。
対セントライト記念とみたときに1番欠点が少なく、大崩れはないと思い本命にしました。
○レイエンダ
ダービー馬レイデオロの弟ということで注目されていますが、能力は兄以上なのではないかと思っています。
脚質に自在性があり、ペースの緩急にも対応できる、そして兄よりもスピードと瞬発力があるように感じます。
新馬戦は2歳時ながら1800mで勝利しているので今回のレースに合ったスピードを持っていますし、全3戦で楽勝と底を見せていません。
中山は未経験なのですが、小回りの札幌や函館で勝利できているので問題ないかと思います。
最終追い切りも馬なりで併せ馬を楽にかわして先着する好内容だったので、仕上がりも文句なしです。
血統的にも母父がシンボリクリスエスなのでロベルト系が入っていますし、鞍上は絶好調のルメールなので、上がり馬ながら1人気と過剰人気感はありますが外すわけにはいきませんでした。
懸念点としたら11頭立てがこれまでのレースでの最高頭数で少頭数でのレース経験ばかりで、今回15頭に増えてどうかという点です。
▲ブレステイキング
デムーロがギベオンではなくこちらの馬を選んだことが、この馬への期待の表れだと思います。
春は惜敗が続きクラシックには縁がなかったのですが、前走は瞬発力をいかんなく発揮して勝利しています。
瞬発力のあるディープ産駒なのでセントライト記念との相性という点では少し異なりますが、中山1800mでの勝利経験もあるので、この点は大きなアドバンテージとなります。
最終追い切りでは最高評価をしたように、状態も整っています。
懸念点は先述した瞬発力に長けた馬なのでスピードの緩急への対応力で、ペースアップした時についていけない可能性があります。
☆ジェネラーレウーノ
中山巧者で重賞も勝っています。(2-0-1-0)
皐月賞も3着なので、コース適性・実績的には抜きに出てます。
鞍上の田辺君も中山だと信頼できますし、父がスクリーンヒーローなのでロベルト系でレースとの相性が良い血統を持っています。
ただこの馬はかなりのパワー型の馬で、暮れの中山のようなスタミナがものをいう馬場だと強いのですが(皐月賞も重よりの稍重)、今週のようなスピードも求められる中山コースだとつかまってしまうのではないかと思います。
前走のダービーでは4角のスピードアップに対応できずにつかまり惨敗しているように、スピードの緩急への対応という点でズブ過ぎるのではないかという懸念があります。
馬券で切る勇気はありませんが、実績ほどには期待できないと思います。
△タニノフランケル
前走は今回のレースとの相性が良い1800m戦で、逃げて0.6秒差をつけての完勝でした。
逃げて味の出るタイプなので、自分のペースを貫ければ面白いです。
スピードの持続力がこの馬の武器で、長くいい脚を使えるのは今回のレースに高い適性があるといえます。
血統的にも母父がタニノギムレットなのでロベルト系が入っているのも心強いです。
懸念点は逃げれなかった場合で、同じ脚質のジェネラーレウーノが出走しますので先行争いが激しくなる可能性があります。
9番枠に入ってしまい、対するジェネラーレウーノが4番枠に入ったので逃げるのは厳しくなりました。
こうなると前に壁を作らない2番手狙いでジェネラーレをマークする形になるかと思います。
△オウケンムーン
近年は共同通信杯組が出世することが多いですがこの馬はどうでしょうか。
皐月賞・ダービーと全く見せ場なく敗れて、共同通信杯はフロック視されていますが、僕もそのように思います。
ただセントライト記念は1800m戦好走馬との相性が良いということから、共同通信杯を勝っているこの馬にもチャンスがあると思いました。
先行して好位を取れれば流れに乗れて好走できるのですが、近走はスタートからの出脚がつかずに後方からの競馬となってしまい敗れています。
近走をみると好位をとるというこの馬にとっては高い前提条件が必要となりますが、仮にも重賞ウィナーなのでポテンシャルがないわけではない、そのように考えるとヒモに入れるにはちょうど良い存在だといえます。
セントライト記念に関する出走馬情報と最終追い切りについては以下をご参照ください。
買い方
◎ギベオン
〇レイエンダ
▲ブレステイキング
☆ジェネラーレウーノ
△タニノフランケル
△オウケンムーン
馬連◎-〇▲☆△△
計 5点
消した人気馬
コズミックフォース
この馬は適性距離が2000~2400m位だと思うので、2200mですが1800mの適性が求められる今回は厳しいように思います。
最終追い切りも夏競馬組はもちろん、他の休み明けの馬と比べても若干見劣りがしますし、長距離タイプならこの馬よりもジェネラーレウーノを買いたいかなと思い消しました。
重賞2着はありますが、勝利がないのであと一歩届かない印象で、良くて3着までかなと思います。(馬券を馬連で買うので消せたとも言えます)
権利取りなら3着でも良いのですが。。。
予想を終えて・・・
無敗馬レイエンダの登場、ウオッカの仔タニノフランケル、ダービー3着コズミックフォース、NHKマイルC2着ギベオンと今回は様々な路線からキャラの濃い馬たちがやってきて面白いレースとなりそうです。
菊花賞という点では本命のギベオンは路線が違うのでしょうが、レイエンダやタニノフランケルあたりが3着以内に入って優先出走権を獲得するとなると、菊花賞がより盛り上がりそうで競馬界的には良いですね。
セントライト記念はなかなか菊花賞には結び付きづらいレースですが、キタサンブラック以来の菊花賞馬がここにいると信じて、レースを楽しみたいと思います。
来週はもう1つの菊花賞トライアル神戸新聞杯(GⅡ)と伝統の古馬GⅡオールカマーのデータ分析(月・火)・最終追い切り(水・木)・最終予想(金・土)をブログにしますのでお楽しみに。
以上、第72回セントライト記念最終予想でした。
読んでくれてありがとう!
ぺち。