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~競馬予想探究ブログ~

【適性】スプリンターズS~甘く危険な人気馬たち~

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こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。 

今回は第53回スプリンターズステークス(GⅠ)の上位人気馬にフォーカスして適性分析をしました。

人気上位3頭の特徴と性質を分析をしましたので、どうぞ。

 

スプリンターズS

ダノンスマッシュ(想定1人気)

・急坂への対応は・・・

1200m戦に主戦場を転向してからは(4-1-0-1)と素晴らしい内容。

唯一の着外は高松宮記念の4着。

1200m以外にも目を向けると、大崩れといえるのがファルコンSの7着とNHKマイルCの7着。

ここまでみて考えられるこの馬の弱点は「左回り」or「直線の坂」です。

特に1200m戦で着外経験がある中京コースは、ファルコンSでも崩れているようにコース適性で言えば低いほうなのだと思われる。

中京コースといえば残り300付近から100mほど約2mの上り坂があるコース。

高松宮記念をみても、直線を向いた段階で先段にとりついていつでも差し切れる位置にいながら、この部分での加速が上手くいっておらず伸びあぐねています。

それでも平坦になる残り200m付近から再度伸びを見せており、最後は先着された馬に迫ってゴール板を超えているので、直線の一連の動きから急坂は苦手と思われる。

中山コースは最後の直線で急坂があるので、ここは課題か。

 

・展開は不問

ペースの得意不得意でみると、そこは不問のようだ。

前傾ラップでも、後傾ラップでも対応できている。

基本的に器用な馬なので、展開やコースなど環境が変わっても無難に対応できるタイプ。

直線で進路がなくなりながらも、外に出してから差し切った強い内容だったシルクロードSのパフォーマンスがこの馬のベストレースだと思っているが、シルクロードSでは33.3-35.0の前傾ラップを上がり3位となる34.2で差し切っていることを考えると、前傾ラップの方がやや得意か。

いずれにしても、万能型ではあるので展開はそこまで気にしなくても良さそうです。

 

・鞍上は昨年スプリントGⅠ春秋制

前走から川田君に乗り替わりましたが、川田君は昨年ファインニードルとともに高松宮記念-スプリンターズS春秋制覇を果たしています。

安田隆行厩舎はもともと所属していたゆかりのある厩舎で、ダノンスマッシュとのコンビも2戦目と上積みが見込める段階。

リーディングトップをひた走る日本人のエースがエスコートするのは非常に心強い。

 

タワーオブロンドン(想定2人気)

・高速馬場向き

これまでアーリントンC京王杯SCセントウルSの3レースでレコード勝ちをしている高速馬場向きな馬。

逆に馬場が渋った函館SSキーンランドCではそれぞれ3,2着に敗れています。

脚質的に差し馬なので展開は速くなった方がレースはしやすく、前走セントウルSは33.0-33.7の前傾ラップを上がり最速の33.2の脚で差し切り勝ち。

1200mのスプリント戦にして2着には0.5秒の差をつけています。

今の中山コースは高速馬場ですので、良馬場なら買い、雨が降ってタフな馬場になったら割引という考えで良さそう。

 

阪神巧者=

前走セントウルS、もう一つのレコード勝利をしたアーリントンC阪神コース。

阪神では(3-0-1-0)で朝日杯FSの3着が最低着順。

外国産馬ということもあり瞬発力に加えてパワーもあるので、直線に急坂があった方が良さが引き出されるのだろう。

直線は短いがコース形態的にコーナーが緩い札幌、重賞2勝している東京コースも得意としている。

以上を踏まえると、直線が長くパワーを擁する阪神外回りコースが最も適性が高いと考えられるが、中山1200mはおにぎり型の頂点からのスタートでコーナーは緩い設定となっているので相性は良さそう。

 

1400m以下で最も着順が低かったのが3走前の函館SS

これは有力馬が軒並み薬物問題で除外となり、7頭立てという少頭数ながら3着とメンバーを考えるとふがいない内容でした。

馬場が稍重だったこと、函館コースという直線が短くコーナーもきついコース形態、34.4-34.0の後傾ラップが敗因と考えられる。

馬の能力で考えると、コーナーからの加速は苦手なので純粋な小回りコースでは割引が必要。

 

ルメール×1200mの相性は?

基本的に万能型でどのコース・どの距離でも水準以上には結果を残しているルメールですが、厳密に見ると1200mは距離別では勝率が最も低い距離です。

重賞も83勝中4勝のみ。

ヨーロッパ出身の騎手ということもあり、1600m以上の芝コースが得意な印象を受けます。

ヨーロッパ競馬をざっくりみると、芝レースで長距離主体、2400m戦に格式が多いレースが並びます(凱旋門賞、各国ダービー、キングジョージetc)

そういったこともあり、1200mという短距離戦は、ルメールの中では苦手な部類に入ると思います。

ただ1200m戦重賞4勝の内3勝が直近1年以内でのものなので、それも杞憂かもしれません。

 

モズスーパーフレア(想定3人気)

・中山1200mは言わずもがな

(3-1-0-0)のパーフェクト連対。

中山は間違いなく合います。

ではなぜ合うのか。

全体の成績を見ると、小倉で2勝、函館で1勝、中山で3勝の全6勝です。

この3コースの共通点は「直線の短い小回りコース」。

小倉は直線が293m、函館は262m、中山は310m。

最長が中山の310mです。

小回りコースだと後続の加速が付きづらく、直線が短いので差しも届きづらい。

逃げ馬のモズスーパーフレアからすると逃げ残りやすいコースだといえます。

さらに中山・小倉1200mはスタートからくだり坂なので加速がつきやすく、テンのスピードがあるモズと好相性なのでしょう。

 

・逃げないとダメな理由

逃げなかった場合は(1-0-0-6)とてんでダメ。

自分のペースで逃げなくては勝機はありません。

その理由は瞬発力がないから。

前走北九州記念では2勝している得意舞台にも関わらず4着に敗れています。

レースを分析してみると、逃げることができずに道中は3番手、直線では見せ場を作るも瞬発力勝負に屈しての敗戦でした。

この馬の勝ちパターンはハイペースで逃げての逃げ残りです。

前半を32~33秒台前半で逃げて、後半はスタミナ勝負に持ち込んでの勝利というのが勝ちパターンなので、直線ヨーイドンでは勝てません。

中山で唯一敗れたラピスラズリS(2着)では前半34.0と、この馬にしては遅いペースで逃げて、直線の瞬発力勝負で勝利したダイメイフジに屈しています。

なるべくハイペースで逃げて縦長な馬群を作り、直線ではしぶとく逃げ粘るのが理想的な展開です。

なので今年のスプリンターズSはハイペースが濃厚となります。

 

・鞍上は若手の松若君

松若君は関西の音無厩舎所属。

自所属の馬での晴れの舞台ということになります。

鞍上の距離別成績を見ると1200m戦は1800m戦の次に勝利数が多いので得意意識はあるでしょう。

ただ関東圏での重賞勝利経験はなく、中山競馬場の直近3年の成績は(1-1-3-13)と3着以内率は27.8%と高めですが、連対率は低いです。

GⅠでいきなり、はどうでしょうか。

 

以上、第53回スプリンターズステークス~甘く危険な人気馬たち~編でした。

ご覧いただきありがとうございました。