どーも、スプリンターズステークスが得意なジョッキーを探しました。
ぺちです。
●中山芝1200mの複勝率上位5騎手
・関東
①戸崎圭太(40.5%)(11-12-7-44)
②石橋脩(36.1%)(6-2-5-44)
③田辺裕信(32.8%)(8-3-8-39)
・関西
①松若風馬(100%)(1-0-1-0)
②藤岡佑介(66.7%)(1-0-1-1)
③M.デムーロ(56.3%)(8-0-1-7)
●中山芝全距離の複勝率上位5騎手
・関東
①戸崎圭太(40.9%)(60-82-39-262)
②田辺裕信(35.9%)(48-44-35-227)
③横山典弘(29.9%)(19-27-17-148)
・関西
①C.ルメール(62.7%)(46-21-27-56)
②M.デムーロ(49.4%)(25-14-5-45)
③福永祐一(42.1%)(7-9-8-33)
短期免許の外国人騎手は除いています。
過去3年から抽出していますが、このようにみると最も中山で安定して成績を上げているのはデムーロのようですね。
実際皐月賞をはじめとして中山には強いイメージがありますので納得ではあります。
戸崎さん、田辺君がこのあとに続く感じです。
しかしながらデムーロは騎乗停止中のため今回は出ません。
となると、戸崎さん(レッドファルクス)、田辺君(キャンベルジュニア)藤岡兄(アレスバローズ)あたりが騎手的には有力になるかなと思います。
さて中山巧者な騎手を探ったところで、今回はスプリンターズステークスの最終追い切りレビューです。
スプリンターズS人気馬の最終追い切り
9/26現在の上位人気馬はこちら。(neikeiba.comより)
1番人気:ファインニードル 2.2倍
2番人気:ナックビーナス 3.9倍
3番人気:レッツゴードンキ 7.5倍
4番人気:アレスバローズ 10.1倍
5番人気:レッドファルクス 10.8倍
今回は人気上位5頭の最終追い切りレビューと6人気以下の人気薄の中で激走しそうなオススメ穴馬を紹介していきます。
1週前追い切りレビューも併せて是非っ!
ファインニードル
9/26(水) 4F 3F 2F 1F
栗東 坂路 良 52.5 38.2 25.1 12.7
【究極仕上げではないが、、、】
単走馬なりで、直線は少し強めに追われて駆け抜けています。
強めというか馬の自主性を促すような追い方で、馬の気持ちを優先させた追い切りでした。
ラスト1Fは12.7と並ですが、走破タイムは52.5と速めのタイムなので負荷はしっかりかけられていると思います。
個人的には直線でもう少し強めに追われていた方がGⅠ用の仕上げとしては好ましいのですが、次走(香港スプリント?)を見越しての体力温存なのかなとも思いました。
仕上がり:80%
ナックビーナス
9/26(水) 5F 4F 3F 1F
【万全の仕上がり】
2頭併せで併走し、直線では気持ち強めに追われて最後は首差先着してフィニッシュしています。
1週前追い切りをみて、最終追い切りでは併せ馬に先着してほしいこと、負荷がかかった内容ならさらに良い、と思っていたのですが、希望通りの追い切りでGⅠ制覇へ万全の仕上げと言えそうです。
動き自体も地面を蹴り上げる力強い走りで本番でも期待が持てます。
仕上がり:90%
レッツゴードンキ
9/26(水) 4F 3F 2F 1F
栗東 坂路 良 53.3 38.7 25.5 12.9
【重たい動き】
単走馬なりで、しまい重点で追われてフィニッシュしています。
今回が叩き2戦目ですが、既に疲労があるのか、追った時の反応があまり良くなく、若干身体が重いように映りました。
今年の高松宮記念、昨年のスプリンターズSとともに2着なので、その時の追い切りと比較しましたが、軽快さが今回は欠けているように思います。
良い時はもっと素軽く脚の回転が速いです。
仕上がり:70%
アレスバローズ
9/26(水) 4F 3F 2F 1F
栗東 坂路 良 56.2 40.5 25.7 12.4
【理想的な仕上がり】
単走馬なりで最後まで駆け抜けています。
鞍上が行きすぎないように抑えている場面があり、気性面での幼さがありそうで、行かせたらどんどん行ってしまうタイプなのだと思います。
それでも抑えはしっかり効いていましたし、そこまで気にすることはなさそうです。
1週前追い切りではビッチリ仕上げていて、最終追い切りは調整程度で良いかと思っていましたが、今回はその通りな追い切りでした。
前々走CBC賞(4人気1着)時は11.9、前走北九州記念(6人気1着)時は12.0なので、今回のラスト1F12.4はこの馬にしたら遅い方なので上手く調整できていると思います。
仕上がり:85%
レッドファルクス
9/26(水) 4F 3F 1F
【気持ちが乗っていない】
2頭併せ馬なりで先行し、直線では強めに追って最後は半馬身ほど先着してフィニッシュしています。
1週前追い切りがひどい内容だったので、今回は誰が見ても完璧と思えるような追い切りを期待しましたが、単体で見て「良い」といえる最低限ののいように映りました。
1週前と併せて考えるとまだ物足りない印象です。
今回併せ馬に先着はできていましたが、追ってからの反応はなく、逆に併せ馬に詰め寄られていましたので、全盛期のパフォーマンスはみられないと思います。
仕上がり:65%
併せてこちらも是非っ!
よく見えた穴馬候補
ワンスインナムーン
美浦/坂路/稍重/4F51.5-37.6-24.4-12.2
2頭併せ馬なりで、直線は強めに追われて最後は併せ馬を大きく突き放してフィニッシュしています。
調教がけする馬なのは確かですが、それでもタイムにしろ動きにしろ抜群に良いです。
1週前追い切りの時点で完璧に近い仕上がりを見せていたのですが、それを2週続けて、しかもCW→坂路とコースを替えてもできているのは体調の良さがにじみ出ています。
仕上がり:95%
ムーンクエイク
美浦/南W/稍重/5F67.9-53.3-40.0-13.6
2頭併せ馬なりで追走し、直線では馬なりのまま併せ馬を抜き去り最後は半馬身ほど先着してフィニッシュしています。
馬なりなのでタイムは平凡ですが、この厩舎の通常運転なので気にすることはありません。
勝利した京王杯SC(4人気1着)時もタイムは平凡でした。
今回良かったのは併せ馬を馬なりであっさりかわせている点です。
馬の本位で前にいる馬をかわせているのは、気持ちがしっかりレースモードになっている証だと思います。
仕上がり:85%
セイウンコウセイ
単走馬なりで、直線は強めに追われてフィニッシュしています。
1週前では負荷の掛かり具合は良かったのもののタイム的に物足りなさを感じましたが、今回はしっかり負荷がかかっていてなおかつタイムも良いので合わせ技1本といった感じです。
仕上がり:80%
全頭の調教をみて・・・
流石GⅠといった感じで仕上がりの良い馬が多い印象でした。
その中でも昨年の3着馬ワンスインナムーンは強烈でした。
調教がけするといっても、あの動きを見せられたら本番でも期待してしまいます。
上位人気ではナックビーナスが良く見え、こちらは実績的にも上位と見劣りしないので一躍本命候補です。
レッドファルクスの不調、ファインニードルの成長によりスプリント界は勢力図が大きく変わりそうですが、主役の座を虎視眈々と狙った馬は数多くいる印象です。
調教的にはなぜかアドマイヤムーン産駒が軒並み仕上がりの良さが際立っていました。
種牡馬としてスプリント界の主役にAムーンはなれるのか、そこも楽しみですね。
上位人気馬の最終追い切りレビューはこのようになりました。
ファインニードル :80%
ナックビーナス :90%
レッツゴードンキ :70%
アレスバローズ :85%
レッドファルクス :65%
オススメ穴馬はこちら
ワンスインナムーン :95%
ムーンクエイク :85%
セイウンコウセイ :80%
※木曜最終追い切り馬もいますので、仕上がりの良い馬がいましたら更新します
明日の木曜日はシリウスSの最終追い切りレビューを、金曜日にはスプリンターズステークスの最終予想をアップしますのでお楽しみに!!
以上、第52回スプリンターズステークス(2018) 最終追い切りレビューでした。
読んでくれてありがとう!
ぺち。