ぺちです。
紫苑ステークスがGⅢに格上げされてから3年が経ちますが、GⅢになった過去2年で2016年2着のヴィブロス、2017年1着のディアドラがともに紫苑Sを経て秋華賞馬に昇りつめています。
2年連続で秋華賞馬を出している紫苑Sですが、今年はアーモンドアイ(秋華賞直行)という超強力な馬がいますので、3年連続に向けて大きな壁となります。
いずれにしても、重賞になったことで秋華賞への重要なステップレースと変貌を遂げた紫苑Sに要注目です。
さて今回はそんな紫苑ステークスの最終追い切りレビューです。
紫苑ステークス人気馬の最終追い切り
9/5現在の上位人気馬はこちら。(neikeiba.comより)
1番人気:マウレア 2.3倍
2番人気:ノームコア 4.0倍
3番人気:フィニフティ 6.0倍(回避、ローズSへ)
4番人気:パイオニアバイオ 6.2倍
5番人気:レッドベルローズ 10.3倍
6番人気:サラス 19.3倍
今回は上位5頭のうち、1頭が回避確定(フィニフティ)、1頭が火曜追い切り(ノームコア)とレビュー数が少ないので、6人気までの最終追い切りレビューと7人気以下の人気薄の中で激走しそうなオススメ穴馬を紹介していきます。
マウレア
9/5(水) 5F 4F 3F 1F
美浦 南W 重 69.2 53.2 39.2 13.5
【楽々先着】
2頭併せを馬なりで追走し、直線でかわしてフィニッシュしています。
タイムは紫苑Sに出走する他の馬とあまり変わりませんが、最後の直線では楽な手ごたえで馬なりで併せ馬を抜かし、余裕を持って先着できています。
阪神JF3着後のクイーンSが1人気で5着のように、休み明けはあまり得意ではないのでそこが懸念点としてありますが、今回の最終追い切りをみる限りではチューリップ賞(3人気2着)時の追い切りに近いと感じたので、追い切り的には問題ないかと思います。
追い切りで気になった点は、併せ馬をかわした後に勢いがなくなり、そこから差が広がらなかったので、先頭に立つとソラを使う時可能性があります。
レースでは中段辺りから差す競馬をする馬ですから、早めに先頭に立たなければソラを使うこともないので問題はないかと思いますが、先行して早め先頭に立つと危険な香りがします。
80%
ノームコア
火曜追い切りのため調教動画なし
フィニフティ
出走回避(ローズSへ)
パイオニアバイオ
9/5(水) 5F 4F 3F 1F
美浦 南W 重 68.8 53.5 39.5 13.6
【追われているほどには伸びていない】
2頭併せで追走し、直線では強めに追われて半馬身ほど先着してフィニッシュしています。
まず首が高い走法なのが気になりましたが、どの追い切りでもそれは変わらないのでこの馬の走り方なので問題ないでしょう。
直線では強めに追われていますが、併せ馬を突き放すことはできずに並走したまま終わってしまったので、瞬発力という点で万全の状態とはいいづらい出来だと思います。
ラスト1Fも13.6とそこまで速いタイムではないので、決めて勝負となった場合に切れ負けしそうです。
70%
レッドベルローズ
9/5(水) 5F 4F 3F 1F
美浦 南W 重 69.8 53.8 40.3 13.5
【無駄のない動き】
2頭併せを馬なりで追走し、直線では馬なりのまま抜き去り最後は大きく先着してフィニッシュしています。
1完歩ずつに意味を持った走りといいますか、走りに無駄な動きがなく、首の使い方もしっかり沈んで振り子のように動かしていて好感が持てます。
タイムは平凡ですが、状態は良さそうです。
85%
サラス
9/5(水) 4F 3F 2F 1F
栗東 坂路 不良 53.6 38.8 25.4 12.5
【可もなく不可もなく】
単走馬なりで、ラスト1Fだけ強めに追われています。
ふらつくこともなくまっすぐに走れていて、鞍上のゴーサインにも反応良く応えているので、状態はまずまず良さそうです。
ただ特筆すべき点がなく、言い方を換えると無難といった感じでもあります。
75%
よく見えた穴馬候補
ロサグラウカ
美浦南Wを2頭併せ馬なり、5F71.3-1F13.2で追走し、直線では馬なりのまま一杯に追っている併せ馬を抜き去り、そのまま大きく先着してフィニッシュしています。
併せ馬を抜き去った後もしっかり伸びていて突き放している点が好印象でした。
ラスト1Fも馬なりで13.2ですから、他の馬とも比べて速いタイムで好調さが窺えます。
85%
メサルティム
栗東坂路を単走馬なりで4F53.6-1F12.6で最後の1Fだけ強めに追われてフィニッシュしています。
ピッチ走法なので小回りの中山は向きそうですし、前走(フラワーC:5人気6着)時よりもタイムが速く、なおかつ前走追い切りでは若干ふらついていたのが今回は解消されていました。
80%
ホクセンジョウオー
美浦南Wを単走馬なりで4F52.5-1F13.1で駆け抜けています。
前走が2600mで道中2番手から勝利しているようにスタミナには問題のない馬なので、カギとなるのはスピードですが、追い切りをみる限りでは4Fと短い距離で馬場の真ん中を走っていたというのを差し引いても、スピードが持続した良い内容でした。
ラスト1Fも13.1でまとめていますし、課題に適した追い切り内容に好感が持てます。
80%
全頭の調教をみて・・・
キーンランドC時にレッツゴードンキが火曜日追い切りをやって、動画を見れずに本命にして痛い目にあったので、火曜日追い切りのような変化球はあまり良い印象を持っていません。
ノームコアは動画が見れないので状態は判断できませんが、火曜日追い切りだというだけで割引が必要かと思っています。
その上で最高評価は85%仕上がりの中でもレッドベルローズです。
追い切り面からも前走フローラS時からの成長が感じられ、大人びた印象です。
同じ85%のロサグラウカもレッドベルローズ同様に春先からの成長がみられましたので高評価にしました。
3歳とまだ若駒で、休み明けの馬が多いこの時期のレースは最終追い切りの重要度が上がりますので、見ごたえのある追い切り動画でした。
明日の木曜日までにセントウルSと京成杯AHの最終追い切りレビューを、金曜日には紫苑Sの最終予想をアップしますのでお楽しみに!!
上位人気馬の最終追い切りレビューはこのようになりました。
マウレア :80%
ノームコア :--%(火曜日追い切りの為動画なし)
フィニフティ :出走回避(ローズSへ)
パイオニアバイオ :70%
レッドベルローズ :85%
サラス :75%
オススメ穴馬はこちら
ロサグラウカ :85%
メサルティム :80%
ホクセンジョウオー:80%
以上、第3回紫苑ステークス(2018) 最終追い切りレビューでした。
読んでくれてありがとう!
ぺち。