どーも、元地方の星トラスト、障害馬として活躍中。
ぺち(@Pettit0116)です。
2016年の札幌2歳Sを地方馬として制し、岡田総帥の悲願である地方から中央GⅠ制覇の期待をされていたトラストが、現在は障害レースのジャンパーとして活躍しています。
2走前から障害に転向し、土曜日の秋陽ジャンプS(OP)を勝利して現在2連勝中です。
強さの秘訣は豊富なスタミナと障害飛越後の初速の速さによるもので、転向後はまだ無敗と底を見せていません。
次走は暮れの中山大障害(12/22)ということで、障害界のスター:オジュウチョウサンが有馬記念に、障害界の新星トラストが中山大障害へと、障害界から競馬の盛り上がりをみせています。
さて今回は第5回ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス(GⅢ)の出走馬適性分析です。
ラジオNIKKEI杯京都2歳S想定オッズ
11/19現在の上位人気馬はこちら。(neikeiba.comより)
1番人気:ワールドプレミア 2.6倍
2番人気:ミッキーブラック 2.8倍
3番人気:クラージェゲリエ 3.3倍
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4番人気:ラブズオンリーユー 10.1倍
上位3頭が1桁倍のオッズなので、今回は人気上位3頭と4人気以下の人気薄の中で激走しそうなオススメ穴馬を紹介していきます。
出走馬適性分析
過去の好走馬をみると、昨年2着のタイムフライヤーはのちにホープフルSを勝利、2年前の勝ち馬カデナは翌年に弥生賞を制覇しているように、パワーのいる中山中距離戦との親和性が高いことが挙げられます。
また本格化前のシュヴァルグラン(2014年3着)がいるように、後にステイヤーになるスタミナ馬も好走しています。
以上のことからパワーとスタミナが問われるイメージがあるので、その点に注目してみていきます。
ワールドプレミア
【2000m(0-0-0-0):右回り(1-0-0-0):京都(1-0-0-0)】
新馬戦(京都1800m)を1人気で勝利しています。
1000m通過が1:00.4と新馬戦にしては速いペースを道中8番手追走とこの馬にとっては恵まれた展開になりましたが、4角で外を回してしっかり勝利している点は評価できます。
ただ上がり3Fは2位の34.9で2着馬が上がり最速(34.7)、ワールドプレミアのさらに外を回しての上がりのタイムで最後はクビ差まで迫られています。
その2着馬は次走の同条件の未勝利戦(京都1800m)でも2着に敗れているので、新馬戦のレースレベルはそこまで高いものではないと思っています。
また4角で進出に遅れをとっていたところをみるとコーナーワークが上手ではないので、今回の京都2000m内回りコースはマイナスに作用すると思います。
スタミナ面でも2着馬に迫られているので200mの距離延長はプラスではないでしょう。
レース適性:75%
ミッキーブラック
【2000m(1-0-0-0):右回り(2-0-0-0):京都(0-0-0-0)】
新馬戦(福島1800m)は1000m通過1:03.0のスローペースを道中9番手から上がり最速の34.5で差し切り勝ち、前走美蓉S(1人気1着)は1000m通過が1:01.4を道中6番手で向正面から2番手まで進出して押し切り勝ちと2Rで違う勝ち方をしています。
この馬の特徴は脚質の自在性で、新馬戦では4角で自分よりも外にいる馬に被される形になったので一旦追い出しを遅らせてから差し切り勝ちをしていますし、美蓉Sでは向正面で2番手につけながら最後まで粘り強く伸びる脚を使うスタミナをみせています。
いずれのレースも小回りコースでコーナリングの上手さを見せていますし、スタミナがあるので京都2000mという距離はこの馬に適していると思います。
関西への長距離遠征が初めてという不安はありますが、この馬の能力自体に不安はありません。
レース適性:85%
クラージェゲリエ
【2000m(0-0-0-0):右回り(1-0-1-0):京都(0-0-0-0)】
新馬戦を1人気で勝利し札幌2歳Sでは1人気で3着に入っています。
粗削りでまだまだ子どもといった感じですが、新馬戦(札幌1800m)では1000m通過が1:07.1という超スローペースということもあって道中折り合いを欠き、4角では上手く曲がれずに膨れてしまうということがありながらも、上がり最速の34.0の脚で楽勝しています。
前走札幌2歳Sでは1000m通過が1:00.4と流れたので折り合いはついていましたが、逆に追走に苦労していて3角手前でムチを入れられています。
さらに4角ではまたしても膨れてしまっていました。
それでも3着で勝ち馬に0.1秒差、勝ち馬ニシノデイジーは先週の東スポ杯2歳Sでも勝利していますのでレースレベルが高い中での3着といえます。
折り合いを考えると200mの距離延長はマイナスですが、折り合いを欠きながらも好走はできているのでスタミナには問題がありません。
洋芝でパワーのいる馬場で好走できているのでパワー面も問題ないでしょう。
ペースが流れると追走に苦労する馬ですが、京都コースは3角から下り坂でスピードを上げやすいので、この下り坂は追走を楽にしてくれると思います。
京都の小回りはコーナリングが下手なのでマイナスです。
レース適性:80%
オススメ穴馬
ラブズオンリーユー
【2000m(0-0-0-0):右回り(1-0-0-0):京都(1-0-0-0)】
新馬戦では良血馬アーデンフォレストに楽に勝利しています。
1000m通過が1:04.2のスローペースを道中4番手から差し切っていて、上がりは最速の33.9、同2位が34.3ですから瞬発力のある馬だと言えます。
そつなくこなすレースセンスは全兄リアルスティールの若かりし頃を彷彿とさせ、兄は2戦目で共同通信杯をのちの2冠馬デュラメンテを負かして勝利していますので、この馬にも似たものを期待してしまいます。
正直京都2000mは瞬発力よりもスタミナとパワーが求められるのでこの馬の特徴が活きづらいコースではありますが、リアルスティールに似た仕上がりの早さとレースセンスを感じるのでこなしてくれるのではないかと思います。
レース適性:80%
ブレイキングドーン
【2000m(0-0-0-0):右回り(1-0-0-0):京都(0-0-0-0)】
前走萩Sではレース直前に放馬してしまい除外していますが、新馬戦(阪神1800m)では道中2番手で1000m通過が1:03.5のペースも手伝って2着に0.5秒差の楽勝でした。
新馬戦の2着馬は次走・次々走で連勝しているように強い相手に勝利していますので、この馬も力はあるのでしょう。
道中の折り合いにも問題がない賢さがあり操縦性の高い馬ですが、それゆえに前走の放馬が強く気になります。
放馬ということは騎手を振り落として駆け抜けてしまったということですが、レースをみる限りではそういったじゃじゃ馬感がないので、何がそうさせたのかが分かりません。
当日は18kgの大幅な馬体重増+かなり入れ込んでいたみたいなので、初めてのレースを経験したことで折り合いがつかなくなってしまったのかもしれません。
そのように考えると200mの距離延長はマイナスでしょう。
パワーとスタミナ面は折り合いがつけばという条件付きですが問題はなさそうです。
それでもこの馬に高いレース適性を感じるのは新馬戦で2着に負かした馬がその後連勝していて、しかも京都の2000mでも勝利しているからで、その馬に圧勝しているポテンシャルは重賞級だと思います。
レース適性:75%
出走馬適性分析結果
過去のデータと実績からみるラジオNIKKEI杯京都2歳Sの好適性馬はこちらです。
◎ミッキーブラック(85%)
〇クラージェゲリエ(80%)
▲ラブズオンリーユー(80%)
☆ワールドプレミア(75%)
△ブレイキングドーン(75%)
最終追い切り分析・最終予想も併せて是非っ!!
明日火曜日には京阪杯の出走馬分析を、水曜日にはジャパンカップとラジオNIKKEI杯2歳Sの最終追い切りをブログにしますのでお楽しみに!!
以上、第5回ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス(GⅢ)の出走馬適性分析でした。
読んでくれてありがとう!
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ぺち。