こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
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今回は新しい試みで調教師を取り上げます。
第1弾は中内田厩舎の中内田充正調教師。
若干40歳ながら存在感のある新進気鋭の調教師で、すでにGⅠも2勝しています。
調べてみると特徴的なデータが浮き上がってきました。
プロフィール
1978/12/18生まれ(40歳)※2019/8/8現在
免許取得:2012年(8年目)
通算勝利数:188勝
重賞勝利数:16
GⅠ勝利:2
wikipedia情報ですが、祖父は地方競馬の馬主で、佐賀競馬の川田孝好(川田将雅の父)厩舎に預託していたようです。
その縁もあって、現在自身の所属馬を川田君に乗せているのでしょうね。
16歳から競馬留学でアイルランド、イギリス、フランス、アメリカを渡り歩き、大学卒業後はアメリカのロバート・フランケル厩舎の調教助手となる。
海外での経験が長く、特にアメリカ競馬の影響を強く受けていることが推察される。
3年7か月15日での通算100勝はJRA史上最速での記録。
川田将雅、藤科佑介、中井裕二はステーブルジョッキーとして扱っているらしい。
中内田厩舎の特徴
①2000mまで
これはまさに米国競馬の影響だろうと思われるが、1200~2000mまでは2019年でリーディング2位(8/8次点)らしい高い成績を残している。
ただ2200m以上となると、出走数自体が激減し、複勝率もぐっと下がります。
2000m以下で最も複勝率が悪いのが1200mで37.6%
2200m以上で最も複勝率が良いのが2200mで33.3%
2200m以上では連対率0%(いずれも直近3年のデータ)
米国競馬は短距離戦に比重があり、稼働率を重視します。(長距離戦は1戦あたりの消耗が激しい)
中内田厩舎もその傾向が強いのかなと思います。
②重賞ではマイル中心
重賞は2019/8/8次点で16勝していますが、そのうち半数以上の9勝がマイル戦です。
初勝利も新潟2歳SでGⅠ2勝も朝日杯FSと阪神JFとマイル戦です。
狙っているのか分かりませんが、中内田さんは賢いなと思うのはマイル戦は最もGⅠ数が多いので、この距離を制することができれば必然的にリーディングを獲れやすくなります。
マイル戦はGⅡ以下のどのカテゴリーでもレース数があるので勝利数・賞金ともに効率的に重ねることができます。
③2~3歳戦
先述したように初重賞、初GⅠはいずれも2歳戦です。
重賞16勝の内9勝が2~3歳の重賞で、6勝が4歳での勝利となっています。
つまり16勝の内15勝が4歳以下の年齢で勝利しているということになります。
2歳時の早くから仕上げるという点も米国競馬の影響を受けているように感じます。
また小回りコースに強く、競馬場別でみると函館競馬場が最も成績が良くて勝率33.3%をマークしています。
ダノンプレミアムやダノンファンタジーなど先行~差し馬が多く、極端な脚質を持つ馬は少ないです。
馬づくりという観点で、展開に左右されない脚質に仕上げる傾向にあります。
④川田君との黄金タッグ
中内田厩舎×川田Jは黄金タッグです。
藤沢厩舎×ルメールに近いものがあります。
重賞16勝の内驚異の12勝が川田君とのコンビでのものです。
その他はC.デムーロで2勝、岩田君・福永さんで1勝ずつという内訳となっています。
中内田厩舎の肝いりの馬は川田君に乗せることが多いです。
まとめ
中内田厩舎の特徴をまとめると以下の通りです。
①距離は2000mまで
②重賞ではマイルに強い
③2~3歳で特に好成績
④川田君との黄金コンビ
以上を踏まえると、中内田厩舎の買い時は以下の通りになります。
・2~3歳戦(2000mまで)
・鞍上は川田君
・小回りコース
買い時ではない舞台
・5歳以上の古馬
・2200m以上のレース
分析してみて中内田さんはレース選びが上手のだと思いました。
適材適所を見抜く力が長けています。
現在リーディング自体は2位ですが、勝率26.5%は全体で1位の勝率です。
これは出走数が少なく、でも勝利数が多いということです。
つまりは量より質を重視しているということで、それを成しえるにはレース選びが不可欠です。
調教師の仕事は馬づくり・レース選び・馬の仕入れなど多岐にわたるそうですが、中内田厩舎はレース選びに強い厩舎なのだと思います。
以上、調教師のお勉強~中内田充正編~でした。
ご覧いただきありがとうございました。