こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
今回は第24回マーメイドステークス(GⅢ)の出走馬適性分析です。
今開催の阪神は時計のかかる馬場で外差しが決まりやすそうです。
先週の鳴尾記念は1000m通過が1:00.4のスローにして上がりは35.8、上がり最速がメールドグラースの34.6ですから開幕週とは思えないタイムですね。
東京が超高速馬場だったのでマヒしていますが、これが普通の馬場状態なのかもしれません。(笑)
それではさっそくマーメイドS適性分析に参りましょう!
マーメイドSの特徴
①外差し
阪神2000mは阪神内回りコースで行われるので直線が短く、基本的には先行有利だが先述したように先週のレースを見た限りでは時計がかかり外差しが決まりやすい。
鳴尾記念ではスローにもかかわらず差し馬が勝利している。
したがって今週は瞬発力のある馬を狙っていきたい。
②小回りコース
直線が短いのでコーナーからの加速が求められ、そこから直線までスピードの持続が必要となる。
コーナリング技術が低いとコーナーで余計に脚を使ってしまい、直線での末脚が残せなくなる。
③血統面では・・・
相性が良いのは長距離型のサンデーサイレンス、もしくはキングカメハメハ系。
これに欧州型のスタミナ血統が合わさると好走が期待できる。
昨年はサンデー系×米国型の母父でワンツースリーでだったが、昨年のマーメイドSの勝ちタイムは1:59.1で、先週の鳴尾記念の勝ちタイムが1:59.6なので馬場的に今年はスタミナが必要で米国型よりも欧州型のスタミナ血統が合いそう。
以上を踏まえて、マーメイドステークス高適性馬を紹介します。
好走期待馬
ここでは近走の調子は度外視して「馬が絶好調時に出走した場合の適性」にフォーカスしています。
センテリュオ
・瞬発力◎
キャリア9戦で上がり最速が4回、2位が2回と瞬発力に長けた馬。
勝利している4勝のうち3勝は上がりが1位or2位となっている。
大外を回して差し切るのが勝ちパターンだが、馬群を割っての差し切り勝ちもあるので勝負根性もある。
・コーナリングも〇
全4勝の内全てが小回りコースでの勝利。
差し・追込馬にしては非常に珍しいが小回りコースが得意。
逆に直線の長いコースでは唯一の連対外となったローズSなど、3戦して(0-2-0-1)と勝利がない。
映像で見る限りではコーナリングがめちゃめちゃうまいというわけではないので、直線の短いコースで一瞬のキレで勝負するタイプなのだろう。
・血統的には小回り向き
戦績をみるとディープの瞬発力にエンドスウィープの小回り適性が強く出ているように感じる。
そこから察するに最も得意とする舞台は京都の内回りコース(2000m)。
近親にはトーセンスターダム(きさらぎ賞)やトーセンホマレボシ(京都新聞杯)など京都を得意とする馬が多数いる。
阪神内回りコースも苦手ではないだろうが、直線に坂がない方が適性は高いだろう。
レース適性値:90
フローレスマジック
・位置取りと瞬発力
センテリュオほどの瞬発力がないが、その代わりに位置取りがもう少し前で先行勢の最後方にいるイメージ。
そこからそこそこの瞬発力を出すのがこの馬の勝ちパターン。
前走、前々走と重賞で道中5番手からレースができているので先行力もついてきている。
前走福島記念では道中は先段の後方につけて、3~4角で先段にとりついて直線では先頭に立つ見せ場を作っての2着と好走している。
今回も同じようなレースができれば好走できると思う。
・小回り適性は高い
兄弟にサトノアラジンがいるからか、直線の長い瞬発力勝負に強いイメージがあるが、実際は4勝のうち2勝は中山なので小回り適性がある。
前走福島記念でも小回り適性を示しており、コーナリング技術の高さからはサトノよりもラキシスに似ているといえる。
・血統的には京都内回り
兄のサトノアラジンはディープインパクトの血を強く感じる瞬発力型の馬で直線の長いコースが得意だった。
姉のラキシスはエリ女を制しているが、その他には大阪杯(当時はGⅡ)を勝利したりオールカマーで2着と牡馬相手には小回りコースで活躍していた。
フローレスマジックにはそこまでの瞬発力がなく、小回りの適性はあるので母父のストームキャット(米国型)と母の母父にあたるファピアノ(米国型)の血が強く出ている印象を受ける。
先行力があるのも母父や母の母父の影響だろう。
センテリュオ同様京都の2000mあたりが合いそう。
レース適性値:85
レーツェル
穴として面白いんがこの馬。
マーメイドSはステイゴールドとマンハッタンカフェ産駒の好走が目立つ。
直近3年ではそれぞれ3頭ずつ3着以内馬を輩出している。
今年の出走馬でステイゴールド産駒はおらず(オルフェ産駒はいるが)、マンハッタンカフェ産駒はレーツェルのみ。
母父は欧州型のブランドフォード系のモンズーンで、母の母父もサドラーズウェルズなので母系は欧州職が強い。
今の阪神馬場を考えると長距離型のサンデー系には欧州型が合うと思うので、血統的には申し分のない配合となる。
先行馬なので脚質的に今の阪神コースには合っていないが、キャリア4戦で上がり3位以内が3回と瞬発力もある馬。
直線に坂のある小回りコースの福島で2勝しているので阪神への適性も高いと思われる。
乗り方次第では面白い1頭になりそう。
レース適性値:80
マーメイドステークス適性まとめ
レース適性値:90
センテリュオ
レース適性値:85
レース適性値:80
レーツェル
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以上、第24回マーメイドステークス(GⅢ)出走馬適性分析でした。
読んでくれてありがとう!