どーも、マキバオーって観客が裸だったり主人公の名前が「うんこたれ蔵」だったりで、くだらないギャグマンガかと思いきや、以外と泣ける。
ぺちです。
母親のミドリコとの別れのエピソードとか、4歳時(旧表記)の有馬記念でのカスケードとの対決とか、競馬を知っていても知らなくても泣けるエピソードが以外と多いんですよね。
もちろんギャグ要素も多いのでギャグマンガとして見ても面白いですよ。
競馬マンガとしても好きですけど、単純に作品としても好きなマンガです。
競馬との出会い
そもそも競馬を始める機会ってあんまりないですよね。
僕の周りだと①家族がやってた、②ゲーム(ダビスタ等)、③友達や彼氏がやっていた、のどれかですね。
CMとかディープインパクトのような歴史的な馬が現れると、競馬を知る機会はできますが実際に馬券を買うとか競馬場に行くといった競馬を始めるに至るまでには、上記の3つのどれかからの影響な気がします。
僕自身も、小さい頃に祖父母の家に遊びに行くと祖父が大体テレビで競馬中継を観ていて、新聞と赤ペンをもって予想をしていた記憶がありますし、祖父の影響で父親も競馬をやっていましたので、僕は①の家族からの影響が競馬との最初の出会いであると言えます。
ただ、家族が競馬をやっているのをみて、僕は競馬に興味は持たなかったんですね。
自分の記憶で明確に競馬に興味を持ったといえるのは、マンガの「みどりのマキバオー」なんです。
みどりのマキバオー
あらすじ
「みどりのマキバオー」は1994年~1998年に週刊少年ジャンプで連載していたマンガなんですけど、俗に言う「競馬はロマン」を地でいっている作品です。
ざっくりあらすじを言うと、主人公ミドリノマキバオー(競走馬名)が日本一の競走馬を目指すべくカスケードを始めとしたライバルたちを倒していく、いわゆる対決モノのマンガです。
マキバオーを始めとした競走馬たちが喋るのが今までの競馬マンガにはなかったユニークな発想で、馬の感情がレースの結果に大きく影響されている点が面白いポイントです。
マキバオー自身も最大の長所が「勝負根性」であり、能力の限界を超えたパフォーマンスを出すことがしばしばあります。
競馬ビギナーにオススメ①:競馬体系が分かる
物語は2~3歳(マキバオー連載当時は年齢表記が3~4歳)がメインなので、新馬戦~朝日杯~クラシック~有馬記念と、どのレースが重要でホースマン達が何を目指しているのかが初心者に分かりやすく表現されています。
競馬を始めた頃ってレースのレベルとかローテーションとかが分からないから、競馬新聞を見ていても単純な着順やタイムを見てしまうんですよね。
僕も最初のころはよくそれで疑問に思うことがありました。
例えばGⅠレースで前走GⅢで1着の馬を競馬新聞でみても、今では「GⅠでは届かないかな」とか思いますけど、最初は「前走勝ってるしこの馬強いじゃん、なんで人気ないの?」なんて思っていました。
「マキバオー」ではダービー・有馬記念を頂点として物語が展開されていきますので、そこらへんの疑問がなんとなくは解消されると思います。
競馬ビギナーにオススメ②:競馬の内側を知ることができる
「マキバオー」では競走馬周りのジョッキーや調教師、牧場スタッフやオーナーと競馬を取り囲む人物も沢山出てきますので、競馬関係者間の人間関係やお馬さんが生まれてから競走馬になるまでのスタッフとの関わり方、各関係者がレースまでに何をしているかなど、競馬の内側を知ることができます。
競馬ビギナーにオススメ③:競馬はロマン
そして何よりレースで繰り広げられるマキバオーとライバルたちの戦いには胸が熱くなるほどの臨場感があり、「競馬はロマン」といわれる所以がここにはあります。
競馬を知れば知るほど、好きになればなるほど読んでいて感動が増幅します。
まとめ
「みどりのマキバオー」は競馬の魅力がギュッとつまっていて、かつ競馬を知らない人にも分かりやすく表現されています。
作者のつの丸さんも「マキバオー」を描くまでは競馬を知らなかったらしく、競馬を勉強しながら作品を作り上げていったという背景があるので、競馬ビギナー目線で描けているのかもしれません。
またディテールもしっかりしているので、競馬を既に知っている方でも楽しめますし、何よりつの丸さんが相当競馬の勉強をされてこの作品を描いていることが垣間見えるので、その点も好感が持てます。
続編も「たいようのマキバオー」「たいようのマキバオーW」と2作品出ています。
「みどりのマキバオー」を読み終えたらこちらも是非読んでいただきたいです。
競馬に興味を持っているけど始めるきっかけがない方、競馬を始めたばかりの方、競馬好きの方、単純にマンガ好きの方、どの方にもお勧めできる作品ですので、興味を持った方は下にリンクを貼り付けておきますので参考にしてみてください。
以上、競馬雑記:みどりのマキバオー編でした。
読んでくれてありがとう!
ぺち。