こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
Twitterでは日々競馬(地方、中央、海外問わず)に関する情報を呟いていますので、是非フォロミーして下さい!笑
今回は札幌2歳ステークス・新潟記念・小倉2歳ステークスの上位人気馬にフォーカスして適性分析をしました。
今週は3重賞とレースが多いので、上位3頭×3の9頭を分析します。
札幌2歳S
ゴルコンダ(想定1人気)
新馬戦は東京1800m戦で3着。
スローペースの展開で典型的な瞬発力勝負に屈しています。
この時の鞍上はレーンで、正直完璧な乗り方をしていたのでこの馬は瞬発力勝負には向かないということが分かります。
前走は札幌1800m戦でレコードで2着とは1.8秒差の大差勝ちでした。
逃げて上がり最速の36.5、同2位の馬が38.2ですので上がりだけで1.7秒の差があることになります。
札幌開幕週でタイムが出やすい馬場だったということを考慮しても、このパフォーマンスは抜けています。
新馬戦(東京)の敗退と未勝利戦(札幌)での圧勝で、瞬発力勝負には向かず時計のかかるタフな馬場には抜群の適性を誇ることが判明しました。
サトノゴールド(想定2人気)
新馬戦は函館の1800m戦を2着に0.2秒差をつけての快勝。
前半1000m通過は1:06.7と超の付くスローペースを道中2番手で追走し、直線を迎えるとすぐに逃げ馬を捉えて追撃する2着馬のぷんとファイヤーを退けて勝利しています。
一見楽勝だったようにも見えますが、そこはさすがのゴールドシップの仔、鞍上の武さんは結構苦労していたように思います。
スローペースになったのでそこまで浮き彫りになっていませんが、道中はペースのわりにサトノゴールドは追走に苦労しており、鞍上は終始馬を追っていました。
それでも勝ちきれるスタミナは見事ですが、道中のスピードへの対応という点では課題を残しています。
また2着のプントファイヤーは次走の未勝利戦でゴルコンダと戦っており、その時も2着でしたが、タイム差はサトノには0.2秒差、ゴルコンダには1.8秒差をつけられています。
単純なタイムの比較ではゴルコンダに軍配が上がり、サトノは見劣りがします。
さらにゴールドシップ産駒はこれまでの傾向で見ると小回りコースが得意なので、函館>札幌に思います。
競馬場替わりもプラスではありません。
【参考】【血統】新種牡馬ゴールドシップとリアルインパクト特集!! - club keiba
ダーリントンホール(想定3人気)
前走は新馬戦で函館1800m戦を1:49.8の好タイムで勝利。
2着に0.2秒差をつける快勝でした。
上がりも差子息の35.4で同2位の馬は35.8ですので、上がりだけで0.4秒差をつけています。
飛びが大きい馬ですので小回りコースよりもコーナーが緩いコース向きにみえます。
なので函館よりも札幌の方が適性が高いのではと思っています。
2歳戦の函館・札幌1800mは1:50秒を切れるかどうかが一つの目安となりますが、今年はこの馬とゴルコンダが該当します。
タイム良好、コース替わりで上積みが期待できる馬です。
新潟記念
レイエンダ(想定1人気)
前走エプソムCで重賞初勝利。
この時は稍重馬場で超の付くスローペース、1000m通過が1:03.9でした。
レイエンダは道中2番手追走から上がり最速の32.7の脚を使っての勝利。
展開に恵まれた感があります。
もともとスタートが上手い馬ではないため、前走で先行できたことは大きな収穫です。
ただ前走は馬場と展開に恵まれた感が強く、額面をそのまま鵜呑みにするのは禁物。
良馬場で後方からの競馬では前々走OP戦のメイSでも9着に敗れているように、本来は不器用で決め手の欠ける馬です。
ユーキャンスマイル(想定2人気)
キングカメハメハ産駒は長距離では走らないですが、この馬は長距離に適性がある馬です。
ただキンカメ産駒ゆえに中距離もこなせそうです。
自身も新潟では2200mで勝利していますので、コース適性は〇。
瞬発力にも長けた馬でもあります。
懸念点としては2000mという距離。
この馬は全4勝の内全てが非根幹距離なので、根幹距離の2000mは得意ではなく、新馬戦・未勝利戦の2戦は2000m戦ですがいずれも2着に敗れています。
カデナ(想定3人気)
かと思えば近走で復調の兆しを見せており、前走小倉記念では2着と好走しています。
この馬の特徴は分かりやすく、近走の好走はいずれも小回りコースで上がりのかかる展開でです。
瞬発力勝負では分が悪く、スタミナ勝負に持ち込めればチャンスはありそうです。
ただ直線の長いコースでは実績がないので、新潟の長い直線への適性は疑問です。
小倉2歳S
カイルアコナ(想定1人気)
新馬戦は小倉2歳Sと同じ小倉1200m戦。
スタートからは2,3番手ですが、3角時点で先頭に立ち、そのまま直線では大きく差を広げての勝利でした。
2着との着差は0.7秒差、上がりも逃げながら2位の35.1をマークしています。
勝ちタイムの1:09.1は今回出走予定のメンバーでは3位のタイムです。
この時の2着馬は次走の未勝利戦で2着に0.8秒差をつけて圧勝しているので、それも相まってカイルコナの強さが際立ちます。
小倉2歳Sは前走逃げた馬よりも先行した馬の方が好走傾向にありますが、それは前走で逃げて勝った馬が次走で逃げれなかった場合自分のレースができなくなるor折り合いを欠くからだと思います。
カイルコナは新馬戦で逃げていますが、レースを見る限りは絶対に逃げたいというタイプの馬ではなさそうです。
しかしながら、折り合い面では不安がつきまといます。
ラウダシオン(想定2人気)
新馬戦は阪神1200m戦、1:10.7のタイムで2着に0.2秒差をつける快勝でした。
道中は3番手に位置し、先行からの好位差しをしています。
内容的には悪くはないのですが、タイムが悪いのは気になります。
阪神コースは最後の直線で急坂がありますので、小倉に比べてタイムが出づらいコースです。
ラウダシオンの新馬戦を見ると、最後の急坂で後続との差を広げていたので小倉の平坦コースへの適性という点は気になります。
新馬戦も阪神開催最終週で宝塚記念の前日だったということを考えると、スピード決着よりもパワー決着向きに思います。
トリプルエース(想定3人気)
稍重馬場の中、道中5番手から上がり最速の34.4の脚を使って勝利しています。
この時の上がり2位が34.7なので、上がりは0.3秒の差。
直線の抜け出し方からも、瞬発力に秀でた馬に見えました。
タイム的には稍重馬場だったとはいえ1:12.5と遅く、ペースもスローペースだったのでハイペースになりやすい小倉2歳Sとの相性という点では疑問が残ります。
小倉2歳Sは瞬発力よりもスピードの持続力が求められる舞台だと思っています。
以上、札幌2歳ステークス&新潟記念&小倉2歳ステークス~甘く危険な人気馬たち~編でした。
ご覧いただきありがとうございました。