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サートゥルナーリアの弱点は左回りではない?~第56回金鯱賞(2020)~

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こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
日曜日に中京競馬場で行われる第56回金鯱賞(GⅡ)。

 

注目は何といっても皐月賞馬サートゥルナーリアですよね。
その中でも勝敗の焦点となりそうなのがサートゥルの左回りへの適性
これまで日本ダービー4着、天皇賞(秋)6着と左回りでは勝利はおろか馬券圏内すら1度もありません。
果たしてサートゥルナーリアは左回りが苦手なのか。
今回はその点について掘り下げていきます。

 

戦績詳細

日本ダービーでは初めての敗戦で4着でした。
ただこの時の敗因はスタートの出遅れが大きく影響しており、前半で脚を使ってしまいました。
コーナーでも外を回されており、あることができていれば3着以内には入れたと思いますが、それができないので4着までだったと思っています。

 

天皇賞(秋)に関しては10番枠とやや外目の枠に入りながら2角の時点ですでにインを確保。
スミヨンのファインプレーでイン有利の馬場状態を終始インで先行できています。
4角までの運びは完璧でしたが、それでも勝ち馬に0.9秒差もつけられた6着と、これは純粋に力負けの印象でした。
相手も強かったですが、それでもこの馬のポテンシャルを考えると負けすぎです。


この2戦によって左回り苦手の烙印を押されたわけですが、はたしてそうなのか。
日本ダービーでは上がり最速をマークしていますし、直線でも一旦はヴェロックス(3着)を差しています。
天皇賞(秋)でも直線で一旦は逃げたアエロリットに並びかけています。
この2戦で共通することは、直線の途中までは良い勝負をしているということです。
言い換えると、残り200mくらいで途端に脚が上がってしまっています。
2400m、2000mと距離が違いますし、神戸新聞杯有馬記念では好走しているので距離の問題ではないことは明らか。

 

サートゥルナーリアの弱点

それではなぜ残り200mで息切れしてしまうのか。
ズバリ、左回りだと手前を替えられないからです。
直線が500m以上もある東京競馬場で、直線に向いて右手前に替えてから1度も手前を替えていません。
左回りが苦手なのではなく、サートゥルナーリアは左回りでの手前替えが苦手なのです。
右手前→左手前に替えるのが苦手なのでしょう。
したがって、左回りというよりも、左回りにおける直線の長さがこの馬のパフォーマンスに大きく影響を与えます。


GⅠ2勝、有馬記念2着の中山競馬場は直線が310mと主要4場で最も直線の短いコース。
直線に向いてから手前を1回替えるだけで十分な距離です。
新馬戦、神戸新聞杯では直線の長い阪神外回りコースで勝利していますが、この2戦は手前を替えられています。
右回りなので4角までは右手前。
直線に向いた段階で左手前に替えると、そこから左→右→左と計3回手前を替えています。
神戸新聞杯も同様で、直線で3回手前を替えています。

 

直線が長くなると途中で手前を替えないと脚の片方にだけ疲労がたまってしまうので、手前を替えることで脚に溜まる疲労を分散できます。
分散できれば直線の伸びも持続できるわけです。
サートゥルナーリアの場合は、左回りになると手前替えをしなくなるので、直線の長い東京競馬場では最後に脚が上がってしまいます。
つまり、サートゥルナーリアが左回りで結果が出ていないのは、馬自身の手前替え問題と東京競馬場という直線の長いコースという2点の合わせ技によるものだといえます。


金鯱賞の行われる中京競馬場は左回りながら直線は412mと東京の525mよりも約110m短くなります。
東京競馬場では残り200mくらいで脚が上がっているので、直線約325mくらいまでなら手前を替えなくても脚が持つ計算です。
412mの中京は、直線の距離で考えると若干長いですね。

 

金鯱賞では

競馬は1頭でやるものではないので、相手関係次第で結果は変わります。
馬の能力もローテやコース、状態などで振り幅がありますので、そこら辺を総合的にみて週末の予想はしています。
今回サートゥルナーリアの左回り適性について考察してきましたが、結論は左回り自体は問題ではありません。
極端なことをいえば、左回りの中山競馬場なら強いと思います。
ただ直線の長い左回りコースになると、手前替え問題が出てくるのでパフォーマンスが落ちます。(ダービーで3着はあったという話の「あること」とは手前替えでした)


今年の金鯱賞はサートゥルナーリアの手前替えに注目してみてみるのも、楽しみ方の一つかもしれません。
ではまた!(あっちゃん風)