こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
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今回はキーンランドカップと新潟2ステークスの上位人気馬にフォーカスして適性分析をしました。
キーンランドCは想定人気上位4頭、新潟2歳Sは上位4頭を分析しています。
キーンランドC
ダノンスマッシュ(想定1人気)
現役スプリンターで最強クラスの馬。
これまで1200m戦では重賞2勝含む(3-1-0-1)、唯一の着外も今年の高松宮記念の4着です。
前走は薬物問題で函館SSを除外となってしまいましたが、もともと洋芝は得意で昨年は函館で1勝、キーンランドCも2着に好走しています。
安定した先行力がありながら瞬発力も兼ね備えている馬ですので、スプリント戦においても安定した成績を残せているのだと思います。
実質前走の高松宮記念では、内有利の馬場状態で1-3着馬は道中インに潜っていた馬、ダノンは外枠の13番枠で人気だったこともあり外を回していたので、その分届きませんでした。
馬場差を考えれば勝ち馬に0.2秒差の4着ですから、悲観する内容ではないと思います。
函館SSでのイレギュラーがどのように影響されているかという不安はありますが、普通に考えれば軸馬筆頭でしょう。
タワーオブロンドン(想定2人気)
前走函館SSからスプリント路線に参戦し、そこでは3着でした。
ただ薬物問題で少頭数の7頭立てだったこと、有力馬が除外になっての3着ですから、この馬のポテンシャルを考えても物足りない印象です。
本質的には1400mがベストなのですが、マイル戦だとタフな馬場になると長く、スプリント戦ではテンのスピードが足りないので置いて行かれてしまいます。
なので1400morパンパンの良馬場時のマイル戦がこの馬の適正距離だと思っています。
今回は時計のかかる札幌馬場のスプリント戦。
新馬戦は札幌1500mで勝利していますがその時は逃げてのもので、2戦目の同じ舞台でのクローバー賞では後方からの差しが届かず2着に敗れています。
直線も短く差し・追込馬には厳しいコースですので苦戦が強いられそうです。
リナーテ(想定3人気)
ステイゴールド産駒らしい遅咲きの馬で、半兄にはサトノダイヤモンドを持つ良血馬。
重賞勝利こそないものの京都牝馬S・京王杯SCでそれぞれ2着とレベルの高い重賞でも結果を残しています。
前走は札幌1200mのUHB賞(OP)で勝利していて、この舞台では2勝しているコース巧者でもあります。
差し馬で瞬発力はありますが、加えてスタミナもありますので個人的には直線の長いコース向きかなと思っています。
また1400mで最も実績を残しているように、1200m戦だと道中が忙しく、前走では終始鞍上が押しながら追走していましたので、重賞でレベルが上がる今回はさらに追走に苦労しそうです。
アスターペガサス(想定4人気)
函館洋芝1200m巧者。
1200m戦は(2-2-0-0)、函館競馬場では(2-1-0-0)と差し馬ながら非常に適性が高いので、同じ洋芝の札幌競馬場でも通用すると思います。
前走函館SSでは少頭数でスローペースを逃げ残りでのカイザーメランジェの勝利でしたが、この馬もいつもとは戦法を変えて道中2番手の先行策に出ての2着でした。
スタミナ勝負で差しが活きる馬ですので、展開面で向いていなかったこと、先行策だと持ち味が活きなかったことが敗因として挙げられます。
キーンランドCは例年ハイペースのスタミナ勝負になりますのでこの馬の得意な展開ですし、道中脚を溜める自分の競馬ができればアタマまで考えられます。
舞台設定は非常に高いです。
新潟2歳S
モーベット(想定1人気)
鞍上ルメール、藤沢厩舎、馬主はシルクレーシング、生産者はノーザンファームと盤石の態勢から送り込まれた1頭。※今回の鞍上は福永さん
新馬戦は6/2東京マイル戦で2着に0.3秒差をつける快勝。
上がりも最速の33.8をマークしています。
この時の2着馬は次走で4着と敗れているものの、3着馬は快勝しているのでレースレベル自体は低くはなかったと思われます。
ただこの馬自身はスタートで出遅れ道中は最後方の7番手、直線で全頭をごぼう抜きする見栄えのある勝ち方でした。
新潟2歳Sはこのままいけば17頭立ての多頭数で行われるので、スタートは大きな課題となります。
血統面では父はオルフェーヴル、母は重賞4勝のアイムユアーズ(父ファルブラヴ)とという良血。
パワー×パワーの組み合わせですので、瞬発力勝負よりもスピードの持続力で勝負するタイプに感じます。
新潟2歳Sはスローの瞬発力勝負になりやすいので、展開面でどうかなという印象です。
ウーマンズハート(想定2人気)
新馬戦は8/3新潟マイル戦で2着に0.6秒差をつける圧勝でした。
16頭立てを道中8番手から進み、上がりは最速の32.0、同2位の馬が33.3でしたので0.7秒も差がある瞬発力に長けた馬です。
直線で抜け出してからは一杯には追っていなかったので、上がり31秒台も出せたのではと思います。
それでも着差が開く結果でしたので、能力は相当なものです。
ただレースレベルで考えると、デビュー戦は新潟組よりも中京や東京組の方が相対的に高いので、過信は禁物。
またデビューが今回のメンバーの中だと遅いので、完成度という面で少し劣るのかなという一面を持っています。
血統的にはハーツクライ×レディオブパーシャで、母は兄にティーハーフを持つ血統で自身も芝・ダートを問わないスプリンターでした。
瞬発力型のハーツクライ産駒で新潟2歳Sというとジャスタウェイ(2着)、ナヴィオン(6着)がいましたが、勝ちきれていない血統ですのであまり好印象は持てません。
それでもスローの瞬発力型はこのレースと相性が非常に良いので、舞台設定という点では1番かなと思います。
ペールエール(想定3人気)
新馬戦は7/20の中京1400m戦、重馬場の中2着に0.2秒差をつける勝利でした。
2着馬と3着馬の着差が0.9秒ありますので、上位2頭が抜けて強いレースでした。
ただ、その2着馬は次走で3着と敗れているのでレースレベルに疑問がわきます。
ペールエールはスタートが上手で先行力が武器の馬。
直線でも長く良い脚が使えて、新馬戦は道中2番手追走ながら上がりは最速でした。
血統的にもダイワメジャー×シャーペンアップ系とスピード・パワー血統ですのでスピードの持続力で勝負するタイプなのが分かります。
なのでスローの瞬発力勝負になった場合は苦労するでしょうし、先行力によるリードでどのようにして後続の瞬発力馬たちを退けるかが焦点となります。
鞍上はデムーロ、追い込みタイプの騎手ですので、手は合っているとは思えません。
グランチェイサー(想定4人気)
デビュー戦は6/8東京の1400m戦、2着とタイム差なしの勝利でした。
上がりも2位でしたし、額面上は地味に映りますが、この時の2着馬は次走で楽勝しており、レースレベルが高かったと思われます。
先行からの好位差しが持ち味で、同じ先行馬のペールエールに比べて瞬発力も兼ね備えている印象があります。
父ダイワメジャーの母キャッスルブラウン(父シルヴァーホーク)という血統で、母は新潟で3勝した瞬発力型の中距離馬でした。
グランチェイサーの脚質はまさに父のスピードと母の瞬発力がうまく取り込まれていて、父のダイワメジャーは新潟2歳Sと相性が良いので、血統面も含めて舞台設定は非常に合っていると思われます。
以上、キーンランドカップ&新潟2歳ステークス~甘く危険な人気馬たち~編でした。
ご覧いただきありがとうございました。