どーも、阪神JFの前にチャレンジCのレース回顧です。
ぺち(@Pettit0116)です。
※本題を読みたい方は目次まで飛ばしてください※
●レース回顧
前半1000m通過が59.7とマルターズアポジーは単騎逃げの平均的なペースでしたが、後続は離れていたのでスローペースでした。
勝ったエアウィンザーは道中4番手という絶好の位置取りで、前方に2着になるマウントゴールドという目標がいて今日の展開なら1番レースがしやすい位置取りでした。
全兄のエアスピネル同様賢くて育ちの良さが窺える優等生ぶりで、 重賞だと勝ち負けでGⅠだとどうかなと思わせるレースぶりです。
器用でレースセンスがある反面、パンチ力や爆発力が足りない印象で前哨戦ホース似なりそうな予感です。
2着マウントゴールドも前目につけて今日の展開に向いた印象ですが、器用で阪神小回りは得意でしょう。
3着ステイフーリッシュは個人的にほぼノーマークでしたが、直線が長いほうが良さそうなので、阪神小回りでこれだけやれるのであれば外回りなら狙いたい1頭です。
3人気4着ダンビュライトはスタートで後手を踏んだことにより結果的に内枠が仇となりました。
先行力とスピードの持続が武器の馬なので、後方からでは厳しいです。
●備忘録
・騎手(北村友一)
北村友一騎手は先行馬であるダンビュライトでスタートで後手を踏んだものの向正面などで特にリカバリーもせず後方からの競馬に、直線ではジリジリ脚を伸ばしていますがそれは馬の力なので騎手としては特に何もやっていないように見えました。
騎乗の良し悪しは明らかに騎手の方が分かっているのでその点は問いませんが、イレギュラーがあっても特に何もしない騎手、馬の気分を優先にする騎手という認識は持っていた方が良さそうです。
さてチャレンジCのレース回顧を終えたところで、今回は第70回阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)の出走馬適性分析です。
阪神JF予想オッズ
12/2現在の上位人気馬はこちら。(neikeiba.comより)
1番人気:ダノンファンタジー 2.3倍
2番人気:シェーングランツ 2.7倍
3番人気:クロノジェネシス 6.6倍
4番人気:ビーチサンバ 7.8倍
ーーーー
5番人気:レッドアネモス 14.3倍
上位4頭が1桁倍のオッズなので、今回は人気上位4頭と5人気以下の人気薄の中で激走しそうなオススメ穴馬を紹介していきます。
出走馬適性分析
ダノンファンタジー
【1600m(1-1-0-0):右回り(2-0-0-0):阪神(1-0-0-0)】
新馬戦(1600m,2人気)では2着に敗れていますが相手は2歳最強のグランアレグリアなので致し方ないかなと思います。
折り返しの未勝利戦(1人気)では単勝1.3倍の断然人気に応えての勝利、前走ファンタジーS(1人気)も同様に単勝1.5倍の断然人気で勝利、勝ち方にも余裕のある重賞勝利で実績は最上位です。
未勝利戦では阪神マイルと今回と同じ舞台で勝利していますし、直線の急坂では持ったままで他馬を突き放しているので前走の京都コースよりも適性が高いでしょう。
レースセンスがあって器用な馬なのでどのような展開になっても対応できる自在性があり、ディープインパクト産駒らしい瞬発力を持っているのでここでも好走必至です。
レース適性:90%
シェーングランツ
【1600m(1-0-0-0):右回り(1-0-0-1):阪神(0-0-0-0)】
関東馬で関西遠征が初めてですが、折り合いに課題のある馬ではないので気になりません。
新馬戦・未勝利戦(ともに1800m)は札幌で走っていて、新馬戦(1人気)はスローの瞬発力勝負に屈して5着、未勝利戦(1人気)ではスタミナ勝負を2着に0.9秒差をつける圧勝と極端なレース振りを見せていました。
前走アルテミスS(6人気)では新馬戦の負け方が嫌われて人気を落としていましたが、蓋を開けてみたら上がり最速の33.8で差し切りがち、タイムも1:33.7とレースレコードでの勝利となりました。
勝った2戦をみると展開が流れた方が良さそうで、GⅠは展開が流れやすいのでGⅠ向きな馬ではあると思います。
未勝利戦が1番高いパフォーマンスを示していたので、距離的に1800~2000mくらいあった方が良さそうで、懸念点としてはマイル戦だと道中の追走に苦労しそうです。
実際にアルテミスSではスタートが遅れたこともありますが、スタート直後に鞍上が少し追っていました。
距離適性とスタートが課題でしょう。
レース適性:80%
クロノジェネシス
【1600m(0-0-0-0):右回り(1-0-0-0):阪神(0-0-0-0)】
1800m戦で2戦2勝の無敗馬ですが、いずれも前半1000m通過が62秒台という超スローペースの瞬発力勝負で勝利しています。
GⅠではあまり考えられないペースで、阪神JFでは前半1000m通過の平均が58秒台で約4秒も違いますので、ペースへの対応がポイントとなりそうです。
2戦とも道中4番手の位置から上がりが最速で、前走は上がり32.5の脚で勝利していますので先行力と瞬発力を併せ持っています。
今回ペースが速くなる分位置取りがもう少し後ろになることが考えられますが、それでもしまいの脚を持っているので支障はさほどないように思います。
200mの距離短縮は、阪神JFを最大目標にするならば1度マイル戦を試すはずなので、1800m以上の方が適性は高く距離延長の方が歓迎でしょう。
適性距離が1800~2000mのように思います。
レース適性:80%
ビーチサンバ
【1600m(1-1-0-0):右回り(1-0-0-0):阪神(1-0-0-0)】
新馬戦は今回と同じ舞台の阪神マイルで勝利しており、上がりは最速の33.4と良い勝ち方をしています。
スタートがあまり上手くないので後方からの競馬となり、3~4角でまくり気味に上がって差し切るという戦法をしていますが、前走アルテミスS(5人気2着)では先頭に立つのが速すぎた分、最後にシェーングランツに差されてしまっていますが力負け感はありません。
今回は相手が強化されるので先行勢もある程度粘ってくれるでしょうから目標を作りやすく前走よりもレースがしやすくなると思います。
東京から地元の阪神コースに替わるのはプラスだと思うのですが、クロフネ産駒は東京に強いイメージがあるので東京の方が適性が高い可能性もあります。
強さをみせていたのは前走のアルテミスSの方です。
レース適性:85%
オススメ穴馬
ベルスール
【1600m(0-0-0-0):右回り(0-1-0-0):阪神(0-0-0-0)】
新馬戦は新潟1400mをアーモンドアイの全妹ユナカイトに0.6秒差をつけて楽勝していて、この時の1000m通過が58.9と阪神JFの通過とほぼ同じです。
3か月休み明けの前走ファンタジーSでは+12kgの馬体重増に加えてスローペースで道中掛かりながらも2着を確保していて能力の高さを示しています。
今回は叩き2戦目なので馬体重の変化も少ないでしょうし、ペースが流れると思われるので折り合いも大丈夫でしょう。
前走からの上積みが多く重賞2着とポテンシャルも高いので単純に強いと思います。
レース適性:80%
プールヴィル
【1600m(0-0-0-1):右回り(1-0-0-0):阪神(0-0-0-0)】
新馬戦(中京,3人気)でマイルを経験していますが、この時は最後の直線で進路が取れずに脚を余して敗れていて距離の長さで敗れているわけではないので距離適性は問題ないと思います。
未勝利戦(2人気)では中京の1400mで勝利していますが、最後の直線で左に刺さっていたので右回りの方が良さそうです。
実際に前走りんどう賞(京都,4人気)では楽な手ごたえで勝利を収めていました。
先行馬でありながら一瞬の切れで勝負する馬で仕掛けどころが難しい馬なので、ホントは鞍上の継続騎乗が望ましいのですが、今回は乗り替わりなのでその点は気になります。
レース間隔が約2カ月空くので追い切りが重要となります。
レース適性:80%
タニノミッション(12/6更新)
【1600m(1-0-0-0):右回り(0-0-0-0):阪神(0-0-0-0)】
期待値込みで推奨します。
新馬戦は東京マイルで母のウオッカを彷彿とさせる瞬発力で勝ちきっています。
レース自体はスローの瞬発力勝負で勝ちタイムも平凡ですが、直線で追われた時の一瞬で加速師他馬を置き去りにする姿は夢をみてしまいます。
これまでのウオッカの仔といえばパワー重視で切れがない、タニノフランケルのように先行して押し切る馬が多かったので父親やウオッカの父系であるロベルトの血が強く出ている印象ですが、タニノミッションの場合は脚質が異なり瞬発力があるのでウオッカの血が強く出ている印象です。
父インビシブルスピリットはこれまでウオッカが交配していきたシーザスターズと同様ダンジグ-グリーンデザートの系譜ですが、大きな違いは自身がスプリンターであったということで、2400mのシーザスターズやマイル~2000mのフランケルよりも距離適性が短いため、日本の高速馬場に対応できるスピードがあるのだと思います。
1戦1勝で抽選をくぐり抜けた幸運と牝馬でダービー制覇のウオッカの仔という夢がつまったこの馬は推奨せずにはいられません。
レース相性:??(夢と期待)
阪神JF出走馬適性分析まとめ
過去のデータとレースからみる阪神JF高適性馬はこちらです。
◎ダノンファンタジー(90%)
〇ビーチサンバ(85%)
▲ベルスール(80%)
☆クロノジェネシス(80%)
△プールヴィル(80%)
△シェーングランツ(80%)
明日月曜日には中日新聞杯の、火曜日にはカペラSの出走馬分析をブログにしますのでお楽しみに!!
以上、第70回阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)の出走馬適性分析でした。
読んでくれてありがとう!
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