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~競馬予想探究ブログ~

Deep Thank Steaks~衝撃的だった産駒たちのレース~

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こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。 

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今回はディープインパクト追悼の意を込めてディープ特集!

といきたいところですが、僕はディープインパクトのレースをリアルタイムで観たのは凱旋門賞と引退レースの有馬記念のみです。

それではディープについて深く語れないので、今回は産駒に焦点を当てました。

ディープ産駒で衝撃的・記憶に残るレース・馬を独断と偏見で紹介していきます。

産駒たちはいろいろな「衝撃」をくれています。

 

1枠1番キズナ(2013年日本ダービー)

馬名の由来が2011年の東日本大震災が発生し、その困難を人と人との絆によって乗り越えたことから、馬主の前田幸治さんが当時牧場で最も期待していた馬に「キズナ」と名付けた、その馬こそが2013年のダービー馬キズナというのはあまりにも有名な話。

キズナといえば凱旋門賞にも挑戦し、その前哨戦であるニエル賞で勝利するなど海外でも活躍。

その瞬発力は父ディープインパクトを彷彿とさせます。

キズナから受けた衝撃は日本ダービー

これまでの日本ダービーの通説といえば、「ダービーポジション」という言葉が存在し、道中10番手以内にいないとダービーは勝てないというものでした。

しかしながらキズナ日本ダービーでの道中の位置取りは16番手、ほぼ最後方でした。

通説ならば届かない位置取りですが、直線に向くとスパッと切れる瞬発力で他馬をごぼう抜き、上がり3Fは33.5とディープ級の末脚で差し切ったのでした。

ディープ産駒、第80回、鞍上武豊、ダービー枠ともいえる1枠1番で勝利とまさに主役がしっかりとダービー馬になった瞬間でした。

 

1枠2番シンハライト(2016年オークス)

クラシック1冠目の桜花賞では瞬発力勝負でジュエラーに屈したものの、距離延長で臨んだオークスではジュエラーが故障で回避したこともあり人気に応える形での勝利でした。。

キズナと似たようなレース展開で、道中は後方15番手から競馬をしています。

最後の直線では13頭をごぼう抜きしきれいに差し切っているのですが、これには鞍上池添君のファインプレーも内包されています。

この時期の東京競馬場は内の馬場が伸びる内有利の馬場で、それを読んでいた鞍上はあえてシンハライトを馬群の中に入れています。

4角でも馬群の中で下手したら前どん詰まりで非難される恐れもありながら、進路をしっかりと確保して勝利に導いた池添君、そしてそれに応えたシンハライトと人馬一体となって勝利したオークスでした。

 

2枠3番サトノアーサー(2016年新馬戦)

この馬は走り方がかっこよく、マンガのマキバオーに出てくるカスケードのような地を這うような走りをしていました。

この馬の衝撃は新馬戦から訪れました。

結果は同着による勝利で辛勝ともいえる結果なのですが、その追い込みは凄まじかった。

エンジンのかかりが遅く直線に向いてもなかなか前の馬を捉えられずにいたサトノアーサーでしたが、残り200mで伸び出して最後は首を目一杯前に伸ばして同着までもっていきました。

新馬戦なので能力を考えれば楽勝しなければならないレースですが、あわや敗戦にもなりかねない差から同着まで持っていった気迫のこもった衝撃でした。

 

2枠4番ワグネリアン(2017年新馬戦)

新馬戦で上がり3Fは驚異の32.6。

この時2着のヘンリーバローズも上がり3F32.8で、ワグネリアンとともにダービー馬候補として期待されていましたが、脚部不安で2戦で引退しています。

順調に進んでいれば伝説の新馬戦として後世に語り継がれたであろう1戦ですが、数字を見れば2頭がどれだけ凄まじかったかがわかります。

ワグネリアンはご存知の通りのちにダービー馬となります。

その片鱗は新馬戦の上がりで垣間見えていて、2歳の新馬戦で上がり32秒台を出せるのかと驚いたのを覚えています。

 

3枠5番ハープスター(2014年桜花賞)

ちなみにこの馬も2歳時の新潟2歳Sで上がり32.5の脚を使って勝利しています。

しかしながらこの馬のハイライトは桜花賞でしょう。

4角の位置取りはまさかの最後方18番手、ご存知の通り桜花賞馬に輝く馬ですので、つまりは直線で17頭全頭を追い抜いたことになります。

このパフォーマンスはあまりにも衝撃的で、故障しないかなという不安を覚えるほどでの末脚でした。

血統的にベガの牝系でディープ産駒という良血も相まって、スター性は抜群の馬でした。

 

3枠6番デニムアンドルビー(2015年宝塚記念2着)

この馬に関しては勝ったレースではなく、負けて強しの敗れたレースで衝撃を与えています。

2015年宝塚記念といえばゴールドシップの宝塚3連覇がかかるレースでした。

GⅠ史上稀に見るゴルシの出遅れで有名なレースですが、勝ったラブリーデイはGⅠ初制覇、デニムアンドルビーはGⅠになかなか手が届かず、結局最後までGⅠ馬にはなれませんでした。

宝塚記念といえば阪神内回りコースで差しが決まりづらい舞台、ブエナビスタやデュラメンテでも戴冠には届かなかったレースです。

デニムアンドルビーは4角で14番手と絶望的な位置取り、横には出遅れたゴルシ。

そこからディープ産駒特有の瞬発力で一気に伸びてあわや勝利の2着、あと50mあれば差し切れていたと思います。

3歳から期待されるもGⅠには届かなかった馬ですが、ディープ産駒の証明はこのレースで果たされました。

 

4枠7番スピルバーグ(2014年天皇賞(秋))

ディープ産駒には珍しく古馬になってから花開いた馬です。

重賞初勝利がGⅠというのも珍しく、そして何よりもこの時のメンバーがすごい。

当時海外含むGⅠ6勝のジェンティルドンナ皐月賞イスラボニータ、次走JCで圧勝するエピファネイアなど錚々たるメンバーでした。

そんな中スピルバーグは前走毎日王冠で上がり2位の33.2の脚を使って3着と勝ちきれないレースが続いていて天皇賞では5人気でした。

しかしながらふたを開けてみれば、ディープ産駒の瞬発力がいかんなく発揮され上がり最速の33.7の脚で勝利、GⅠ馬の仲間入りを果たしました。

当時藤沢厩舎はGⅠ馬がおらず低迷期でしたが、これを機に復活を遂げていきます。

超1流馬が揃うGⅠで名伯楽、鞍上北村宏司スピルバーグといぶし銀が輝くレースとなりました。

 

4枠8番トーセンラー(2013年マイルCS)

スピルバーグの全兄で、ディープインパクトの全レースで手綱を取った武豊をもってして「ディープに最も似ている」と言わしめた馬。

京都巧者でGⅠマイルCSでは上がり3F33.3という直近10年ではモーリスの33.1に次ぐ脚を使って勝利しています。

ディープインパクトの衝撃のレースとして良く取り上げられる若駒S単勝元返しとなった菊花賞、レコードをたたき出した天皇賞(春)、これらは全て京都コースです。

このことからもトーセンラーの京都巧者というのはディープの脚質と似ていたことが分かります。

 

5枠9番エイシンヒカリ(2014年アイルランドT)

なんじゃこの馬とリアクションしてしまった馬。

アイルランドTの斜行での勝利はあまりにも有名な話ですが、この馬はディープ産駒でも特異な存在でした。

逃げ馬、海外GⅠ2勝、ステゴ産駒かと思わせる奇行。。。

ディープ産駒といえば瞬発力を活かした差し馬が多く、軽い芝が得意なので国内で力を発揮する馬が多いです。

そんな中エイシンヒカリはフランスと香港でGⅠ2勝と良い意味でディープ産駒っぽくはない馬でした。

斜行で勝利した時の鞍上が横山典だったということも何か数奇な運命を感じてしまいます(笑)

キズナを始めとしたディープ後継種牡馬の中でも、特殊性による期待感はこの馬が1番です。

 

6枠10番ジェンティルドンナ(2012年JC)

2019年現在ディープインパクトの最高傑作である馬。

JC連覇を含むGⅠ7勝、牝馬ながらドバイシーマクラシック有馬記念と牡馬混合GⅠでも対等以上にやり合っていました。

そんなジェンティルのベストレースといえば3歳時のJC。

相手は一つ年上で凱旋門賞であわや勝利の2着だった3冠馬オルフェーヴル

4角からは2頭のマッチレースとなり、両馬馬体をぶつけあいながらの壮絶なたたき合い。

最後はジェンテイルがハナ差先着しての勝利。

オルフェーヴル凱旋門賞明けでローテ的に厳しかったということはありますが、直線で馬体をぶつけにいって年上牡馬をぶっ飛ばす勝負根性は感動を覚えました。

この勝利でもうひと段階レベルが上がり、最終的にはGⅠ7勝という歴代最多タイのGⅠ勝利数(芝)を記録することになったと思います。

今後この馬を超えるディープ産駒は現れるのか。。。

 

7枠11番ジョワドヴィーヴル(2011年阪神JF)

天才少女といわれた馬で、1戦1勝で阪神JFに出走し勝利してしまった馬。

今でこそ牡馬でも朝日杯FSを1戦1勝で制したリオンディーズがいますが、それまでは1戦1勝馬がGⅠでやれるはずがないというのが世論でした。

ただブエナビスタの半妹ということもあり、血統的魅力からジョワドは4人気に支持されます。

レースでは経験の浅さを感じさせない横綱相撲で、外々を回しての差し切り勝ち、着差も0.4秒差なので文字通り圧勝でした。

この勝利で翌年のクラシック以降は前途洋々な未来が待っていると思われましたが、その後はケガに泣き、最後は追い切り中に骨折を発症し予後不良という悲しい結末を迎えます。

ジョワドヴィーヴル馬名の意味は「生きる喜び」。

儚い最期です。

 

7枠12番フィエールマン(2018年ラジオNIKKEI賞2着)

2018年の菊花賞馬でこれはキャリア最短での勝利。

2019年は天皇賞(春)を制覇、こちらもキャリア6戦での勝利で最短です。

GⅠ2勝馬ですが、この馬の凄みを感じたのは3歳時のラジオNIKKEI賞

この時はメイショウテッコンに敗れての2着でいたが、これほどまでに負けて強しの内容はありません。

直線の短い福島コースでこの馬自身も不器用でコーナリングが決してうまくはありません。

4角では最後方の13番手でしかも外に膨らみながら直線を迎えています。

これは届かないなというところから、1頭だけ明らかな脚色の違いをみせて一気に差を詰めてきます。

最後は届かずの2着に敗れますが、その後の成績をみれば強さは明白です。

何度見てもチーターみたいな走りで凄みを感じます。

ディープ産駒の現役最強馬はこの馬でしょう。

 

7枠13番’20~’23年の未来のクラシックホース

ディープのラストクロップは2023年に3歳を迎える20頭です。

父のサンデーサイレンスも晩年にディープインパクトを輩出しているように、ディープインパクトも晩年に超大物を出す可能性があります。

個人的見解ですが、生殖能力が低下していくにつれて子孫を残すという生物の至上命題を本能的に感じ取り、その結果大物を生むのではと思っています。

なのでディープの最高傑作は現状ジェンティルドンナですが、その馬を超える逸材はこれから現れると信じています。

 

最後に・・・

ツイッターでもつぶやきましたが、ディープの凱旋門賞はテレビ側の人たちの唖然とした姿を見てディープが強くて負けるはずがないのに負けたという絶望感が伝わる放送でした。

あの無念を晴らしてくれる産駒が現れることを期待しつつ、ディープインパクトのご冥福をお祈りしたいと思います。

R.I.P.