どーも、チャンピオンズカップの前にジャパンカップのレース回顧です。
ぺち(@Pettit0116)です。
※本題を読みたい方は目次まで飛ばしてください※
●レース回顧
レースは前半1000m通過が59.9、以降は11秒台のラップが続く淀みない展開となり、12秒台となったのは最後の1Fのみでした。
それでも結果的には先行有利の展開で、アーモンドアイは道中2番手から上がり2位の34.1の脚を使ってコースレコードにて勝利、GⅠ4勝目を果たしました。
オークスでは道中6番手、今回は2番手と脚質に幅ができており、それでいて上がりは2位以内を維持できていますので、ちょっと持っているポテンシャルが違い過ぎますね。
国内で収まるレベルではなく、弱点らしい弱点も見つかりません。
2着キセキは果敢に逃げての勝ちに等しい2着でした。
アーモンドアイとは0.3秒差をつけられていますが、3着のスワーヴリチャードには0.6秒も差をつけているので、改めて強さを示しています。
2014年のエピファネイアを彷彿とさせるレースぶりでしたが、今回は相手が悪かったですね。
3着スワーヴリチャードは位置取りの差もありましたが、タイム差をみると力負けかなと思います。
●備忘録
・先行(内馬場)有利
ここ3年は先行勢の活躍が目立ち、今回はハイペースの中であっても逃げと2番手での決着となりました。
秋の東京開催最終週で馬場が傷んでいるはずにもかかわらず前目が有利なのは不自然でもありますが、おそらく技術の進化などによって馬場をきれいな状態で維持できるようになっているのかと思います。
このことは京都にも言えて、内ラチ沿いを走った馬が今週の重賞でも好走していました。
東京・京都で同時に同じ現象が起きているので、馬場環境が以前と少し変わってきているのだと思います。
さてジャパンCのレース回顧を終えたところで、今回は第19回チャンピオンズカップ(GⅠ)の出走馬適性分析です。
チャンピオンズカップ想定オッズ
11/25現在の上位人気馬はこちら。(neikeiba.comより)
1番人気:ルヴァンスレーヴ 2.0倍
2番人気:ゴールドドリーム 3.6倍
3番人気:ケイティブレイブ 4.8倍
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4番人気:オメガパフューム 11.4倍
上位3頭が1桁倍のオッズなので、今回は人気上位3頭と4人気以下の人気薄の中で激走しそうなオススメ穴馬を紹介していきます。
出走馬適性分析
過去のチャンピオンズCをみると、中京コースは最後の直線が410.7mと東京に次ぐ長さがあるので差し・追込が決まりやすいです。
昨年の勝ち馬ゴールドドリームは道中9~11番手、一昨年サウンドトゥルーは同14番手、2015年サンビスタは同8~9番手と逃げ・先行よりも差し・追込馬が活躍しています。
その点に注目してみていきます。
ルヴァンスレーヴ
【1800m(1-1-0-0):左回り(3-0-0-0):中京(0-0-0-0)】
唯一の敗戦が休み明けの伏竜S(1人気2着)ですが、前走マイルCS南部杯(2人気1着)では休み明けにもかかわらずゴールドドリーム相手に勝利しています。
今回叩き2戦目なので上積み後見込める上に、新馬戦が1800m戦+血統面をみてもマイルよりも2000m位に高い適性があるように思うので距離延長はプラスです。
7戦して上がり最速が5回と抜群の瞬発力を持っていて、それでいて最後方からの追込というよりも中段辺りの位置からこれだけの脚が使えるのが大きな魅力です。
さらに左回りは3戦3勝と完璧ですし、負ける不安要素がみつかりません。
個人的には先週のアーモンドアイよりも鉄板だと思っています。
レース適性:95%
ゴールドドリーム
【1800m(3-0-0-1):左回り(4-2-0-1):中京(1-0-0-1)】
以前は中央の時計の速いダートに強く地方の砂の深い時計の掛かるダートは苦手と言われていましたが、今年になって交流GⅠでも勝ているようになり強さに厚みが出ました。
それによりこの馬の天下が続くのかと思った矢先、ルヴァンスレーヴの登場&直接対決で敗れてしまい一気に政権交代の様相を呈しています。
ただ前走はもともと苦手だった地方の深いダート戦での敗戦で、今回は中央の軽い砂に変わりますので、この馬の瞬発力がより活きると思います。
中央のレースで上がり3位以内を外したのは1度きりで、中段やや後方辺りからこの脚が使えるので、この点はルヴァン同様この馬の強みです。
今回は叩き2戦目で上積みが見込め、昨年の覇者でもあるのでコース適性も問題ありません。
ルメールとも相性が良く(2-1-0-0)と連対率100%です。
ただこの馬の適性距離はマイルだと思うので200mの距離延長はプラスには働かないでしょう。
レース適性:90%
ケイティブレイブ
【1800m(2-3-2-1):左回り(0-1-1-5):中京(0-0-0-2)】
フェブラリーSを除くと重賞では全て1800m以上のレースに出走しているようにステイヤー気質のダート馬です。
1800mは安定感のある成績を収めていますが、本質は2000m以上の馬なので距離がもっと長いほうが適性が高いです。
またこの馬はゴールドドリームとは逆で、砂の軽い中央よりも砂の深い地方が得意と言われてきていましたが、前走JBCクラシック(3人気1着)では京都コースでGⅠ制覇を果たして課題を克服しています。
逃げ~差しまで脚質の幅が出てきて自在性がありますが、本質は逃げ・先行馬で瞬発力勝負になると今回出走する馬たちには見劣りがします。
前走が差して勝っているにもかかわらず上がりは4位以下と、福永さんの好騎乗が目立つレースだっただけに差し脚質では期待がしづらいです。
データでもわかるように左回り・中京適性も低いので、今回は厳しいように思います。
レース適性:70%
オススメ穴馬
オメガパフューム
【1800m(3-0-0-0):左回り(0-0-1-0):中京(0-0-0-0)】
1800mの距離適性があり、しまいの瞬発力に長けていて全7戦で上がりは3位以内を記録しています。
唯一の上がり3位が大井でのJDDでのレースなので、中央の軽い砂の方が得意に見えます。
差し脚質ですがエンジンの掛かりが遅いので直線が長くなるのは大きなプラスです。
懸念点は左回りで、東京のマイル戦を走っているのですが直線で左に刺さってしまっていて騎手が左ムチをいれても左に斜行していました。
距離適性と直線が長くなることはプラスですが、左回りはマイナスでこの差し引きをどのように考えるかがこの馬の評価のポイントとなります。
個人的には斜行した東京マイル戦は今年の5月のものなので改善されている方に期待したいです。
レース適性:85%
ノンコノユメ
【1800m(1-2-0-3):左回り(6-2-1-4):中京(0-1-0-2)】
春のフェブラリーSを勝ているようにマイラーですが、3歳時には不良馬場のJDDを圧勝しているので2000mまでなら許容範囲な印象です。
明らかなサウスポーなので左回りに替わることはプラスですし、歳を取るにつれてスタートからの出脚が悪くなっていっているのでコーナー4つで距離が短縮されるのもプラスです。
前走JCBクラシック(5人気4着)では上がり最速の36.3の脚を使っているように強烈な末脚は健在なので、ハイペースになればという条件付きにはなりますが好走が期待できます。
今回はマイラーよりの馬が多く距離も短くなるので、前走よりもペースが流れてこの馬向きな展開となることが考えられます。
レース適性:80%
サンライズノヴァ
【1800m(1-2-1-1):左回り(6-3-0-2):中京(0-0-0-0)】
この馬もノンコ同様サウスポーのマイラーです。
しかも根岸Sを勝利しているように短距離寄りのマイラーなので、1800mはギリギリかと思います。
現在東京1400~1600m戦で3連勝中で勢いがあり4歳と伸び盛り、そして前走は武蔵野S(1人気1着)を勝利しています。
毎回最後方からの競馬となりますが上がりは5戦連続で最速で、ノンコとタイプがそっくりです。
連勝中ということと年齢による勢いがある分ノンコを上回っていますが、戦ってきた相手を考えると見劣りがします。
JBCクラシックが今年は京都で行われた影響で、前走の武蔵野SはGⅠ級の馬がおらずレースレベルが例年よりも低かったので、勝利していてもあまり評価できるものではありません。
その前もOP戦でばかり走っているので、今回はいきなり相手強化となります。
レース適性:80%
出走馬適性分析結果
過去のデータと実績からみるチャンピオンズC好適性馬はこちらです。
◎ルヴァンスレーヴ(95%)
〇ゴールドドリーム(90%)
▲オメガパフューム(85%)
☆ノンコノユメ(80%)
△サンライズノヴァ(80%)
データ分析・最終予想も併せて是非っ!!
【データ】チャンピオンズカップ(2018)出走馬適性分析~ルヴァンスレーヴ、1800mのが良い~ - club keiba
【予想】チャンピオンズカップ(2018)最終予想~ルヴァンスレーヴ、今年は3歳の年~ - club keiba
明日月曜日にはステイヤーズSの、火曜日にはチャレンジCの出走馬分析をブログにしますのでお楽しみに!!
以上、第19回チャンピオンズカップ(GⅠ)の出走馬適性分析でした。
読んでくれてありがとう!
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