こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
地方所属馬で中央もいる交流重賞で勝てるのは今の時代快挙に近いでしょう。
僕が競馬を始めたころはフリオーソという馬がいて、交流GⅠでも中央勢とがっぷりよつで戦っていたので非常に記憶に残っています。
芝のレースを走っていたわけではありませんが打倒中央と船橋所属という点でみどりのマキバオーのサトミアマゾンをかぶせてみていました(笑)
今は種牡馬として頑張っていますね。
さて今回は明け4歳馬が休み明けなので重要なファクターとなりそうな、第60回アメリカジョッキークラブカップ(GⅡ)の最終追い切り分析です。
AJCC最終追い切り分析
ここでは最終追い切りで特に良く見えた馬を紹介します。
人気などは関係なく、素直に動きが良かった馬を良い順に紹介します。
フィエールマン
1/17(木) 6F-5F-4F-3F-1F
美浦/南W/良/84.9-67.9-53.2-38.6-12.3
ラップタイム(17.0-14.7-14.6--12.3)
【2頭併せ強め】
美浦の南Wでラスト1F12.3はあまりお目にかかれないタイムですね。
菊花賞でも示したように圧倒的な瞬発力が武器の馬で、その瞬発力がいかんなく発揮された追い切り内容でした。
併せ馬2頭を離れた前方・外側に置き、直線に向いた段階でも1~2馬身ほど前方にいたものの、強めに追われると一気に差を詰め並びかける間もなく抜き去ってフィニッシュしています。
菊花賞(7人気1着)以来3か月の休み明けですが、1週前追い切りでも軽仕掛けで南W5F68.2-12.8で併せ馬に楽に先着していますし、今回もしっかり負荷がかけられていて十分に仕上がっている印象です。
アーモンドアイの最終追い切りは現役馬で唯一凄みを感じたのですが、この馬にも同じような印象を持ちました。
ここが目標ではないのでメイチ仕上げではないのはわかっているのですが、それでも少し抜きん出た内容です。
仕上がり:100%
ジェネラーレウーノ
1/16(水) 4F-3F-1F
美浦/南W/良/51.5-37.4-12.8
ラップタイム(14.1--12.8)
【2頭併せ馬なり】
追い切りから成長力を感じます。
1週前に南W6F80.8-13.6をいっぱいで追われており、ここで十分すぎる負荷がかかっています。
それを踏まえると最終追い切りが馬なりだったのも納得できますし、内容的にも併せ馬を離れた前方に置き、強めに追われている併せ馬を馬なりで最後は並んでフィニッシュしていますのでしっかりと追い込めています。
昨秋のセントライト記念(4人気1着)時の追い切りが今回と同じメニューで4F54.2-12.9ですから、その時に比べて全体時計もらすと1Fも速くなっていますのでこれは成長している証でしょう。
休み明けでもしっかりと力を出せる状態にあると思います。
仕上がり:90%
サクラアンプルール
1/17(木) 6F-5F-4F-3F-1F
美浦/南W/良/83.9-67.4-52.1-37.8-12.9
ラップタイム(16.5-15.3-14.4--12.9)
【2頭併せ軽仕掛け】
引き続き好調を維持できています。
前走と同じメニューで、有馬記念(15人気7着)の時は6F84.9-12.2としまい重点の内容でしたが今回はその時に比べてこの馬にしてはテンから速めで最後までしっかりと追われています。
併せ馬を離れた後方・外側から追走し、直線に向いてから馬なりの状態で並びかけ、そこから強めに追われると大きく突き放しフィニッシュしています。
有馬記念から300m距離が短くなりますので当然展開も速くなることが想定されます。
それを踏まえるとラップの刻み方から有馬記念の時は有馬記念用、今回はAJCC用と適材適所で内容が変えられている点に好感が持てます。
しまいの鋭さも前走時と変わらず鋭さがあるので、引き続き好調を維持できていると思います。
仕上がり:90%
メートルダール
1/17(木) 5F-4F-3F-1F
美浦/南W/良/70.8-55.4-40.8-13.3
ラップタイム(15.4-14.6--13.3)
【2頭併せ強め】
前走中日新聞杯(3人気5着)時は仕上がり:75%評価としていましたが、その時は同じメニューで5F69.3-12.8と今回よりもタイムは良いのですが、強く追っても併せ馬を突き放せていないので低評価にしました。
一方好走した新潟記念(6人気2着)時は5F70.0-13.4と今回と同じようなタイムで併せ馬をしっかりと突き放せています。
今回は新潟記念時寄りの内容になっていますので良い追い切りだったと思います。
併せ馬を内側・後方から追走して、直線で並びかけ、そこから強めに追われると一完歩ずつ力強く駆け抜けて併せ馬を突き放し、最後は大きく突き放してフィニッシュしています。
1週前には6F81.8-13.8とかなり強めの負荷をかけていますし、今回も強めの負荷を替えられていますので、2週続けての高負荷追い切りとなっているのも状態の良さによるものでしょう。
自身の力を発揮できる状態にはあります。
仕上がり:90%
ダンビュライト
1/16(水) 4F-3F-2F-1F
ラップタイム(14.4-13.2-12.4-12.4)
【2頭併せ軽仕掛け】
まずこの馬は最終追い切りで併せ馬に先着を許すことがほとんどで、昨年勝ったAJCCの最終追い切りでも同様でした。
そんな馬が今回は併せ馬に先着できていて、休み明けの前走チャレンジC(3人気4着)時の追い切り(坂路4F53.6-12.7、馬なり) よりも全体時計もラスト1Fも速いタイムを出せていますので状態の上積みを感じます。
ただ終始併せ馬に寄り添うように首を向けていたので、集中して走れている印象は持てませんでした。
前々走はレース前に放馬して除外、前走も出遅れていますので精神面は最終追い切りを見ても気になるところです。
仕上がり:80%
良く見えなかった馬
なし。
全頭の調教をみて・・・
よく見えた馬の追い切り分析結果はこちら。
フィエールマン :100%
ジェネラーレウーノ :90%
サクラアンプルール :90%
メートルダール :90%
ダンビュライト :80%
データ分析・最終予想も併せてぜひっ!
【データ】AJCC(2019)出走馬適正分析~ウーノとエールの圧倒的2強~競馬予想blog - club keiba
【予想】AJCC(2019)最終予想~フィエールの大物感~競馬予想blog - club keiba
明日木曜日には東海Sの最終追い切りをアップしますのでお楽しみに!!
以上、第60回アメリカジョッキークラブカップ(GⅡ) 最終追い切りレビューでした。
読んでくれてありがとう!
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