初めましての方も、初めましてじゃない方も!
こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
今回は9頭立ての5頭見解です。
それでは、報知新聞社杯 第5回黒潮ジュニアチャンピオンシップ(高知重賞)の出走馬見解をしていきましょう!
黒潮ジュニアチャンピオンシップ見解
【お品書き】
・高知競馬場の特徴
・1400mmに求められる適性
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・有力馬見解(5頭)
展開や馬場状態は当日やってみないと分からない不確定要素ですが、コース形態・競馬場の砂の深さ・スタート位置は基本変わりません。
この変わらない条件から、求められる適性を探っていきます。
その上で、展開予想を含めて好走可能性の高い馬の見解を述べていきます。(※約3000字と長めなので、読みたい情報だけお読みください)
1ブラックマンバ(差し)
・上がり39秒台の差し馬
・唯一の馬券外は・・・
・良馬場実績あり
・対抗理由
前々走のグルス特別では上がり3F39.9をマークして2着に好走。
この時勝利したスターフェネック(前走もこの馬に敗れての2着)は今回出走しないので、格上が1頭消えた。
1300mで上がり39秒台をマークできているのは本馬ともう1頭(それが軸馬です)しかいない。
高知所属の2歳馬にとって、1400mという距離はみな初めてで、これまでは1300mまでしか走っていない。
1300mと1400mの大きな違いはスタートから最初のコーナーまでの距離。
1400mだと100m直線が長くなるので、その分前半でペースが上がりやすくなる。
それは1300m戦に比べて差しが決まりやすくなることを意味する。
本馬は生粋の差し馬。
3走前に5着に敗れているが、この時は先行策を計って失敗している。
この敗戦により、道中は脚を溜めて末脚にかける競馬が本馬には合っていることが証明された。
1400mの100m距離延長は、差し馬の本馬に味方するはず。
高知競馬で注意すべきは馬場状態。
高知県は日本一雨の降る県で、高知競馬場は良馬場開催が非常に少ない。
先週は不良馬場での開催で、そこから雨は降っていないので、今回は稍重位には回復すると思われる。
高知競馬場の場合、良馬場に近くなればなるほど時計はかかるようになり、不良馬場が最も時計が速くなる。
本馬は4走前に800m戦だが良馬場で勝利を挙げている。
タイムも良馬場にしては優秀なので、馬場が乾いても対応してくれるだろう。
それでも本命にしなかった理由はただ一つ。
本命馬が抜けているから。
その馬がいなければ、本命でした。
9フェスティヴアン(逃げ)
・前走出遅れ
・良馬場実績あり
・逃げ馬なので1400mはマイナス
3番手はこの馬。
前走は逃げ・好位馬ながら出遅れてしまい後方からの競馬に。
ゆえに5着という結果に沈んだが、それでも2着のブラックマンバとは0.4秒差なので、追込でもそれなりにやれている。
ただ、実績的には逃げor好位からの方が良い。
3走前が示すように、良馬場の上がりのかかる展開に強いので、後方からの瞬発力では重賞では厳しいだろう。
1300m戦において、本馬のキャリアを通じての上がり最速は40.7と39秒台はマークできていない。
できればパンパンの良馬場で走りたいが、高知ではなかなかそういった馬場になることは稀なので、馬場適性でも若干評価を落とした。
3番手評価の最大の要因が脚質。
先述したように、1400mはスタートからの直線が長い。
逃げ馬にとってはコーナーに入るまでペースを落としづらく、それだけ脚を使わされてしまう。
1300m戦に比べたら、100m分脚を使わされることになる。
2歳のこの時期ということを考えると、1400mは古馬戦よりも差し有利色が強くなるので、この評価が限界だろう。
【補欠】
5バリフリクリ
飛びが大きく軽い馬場向きなので、不良馬場になれば狙いたい馬だが、当日はそこまで馬場は軽くならなそうなので軽視。
良馬場のドラコ特別(800m)ではハルノインパクトのみならず、グレートセブンにも敗れているので、時計のかかる馬場は不向きに思う。
4トサフウジン
本馬は逆に良馬場向き。
飛びが小さいピッチ走法なので、深い砂が向く。
ただ、良馬場でも4走前ヘラクレス特別でフェスティヴアンに0.7秒差をつけられており、100mの距離延長があったとしても逆転は難しく思う。
そして次に紹介する馬が、黒潮ジュニアチャンピオンシップの軸馬です。
8ハルノインパクト(好位)
・既に古馬と対戦
・持ちタイム
・上がりの脚
軸馬はこの馬。
おそらくゴリゴリの1人気になるであろうが、あえて奇をてらって外す必要もない。
今回のメンバーで唯一古馬に混ざってレースをしており、直近2戦は古馬のC3クラスで戦っている。
スーパー飛び級。
いうならば、10代でトップチームに昇格したサッカーの久保建英のような存在です。
高知の2歳馬の場合、賞金が50万円を超えたら古馬戦に移ります。
50万というのも、レース賞金の20%分が計算対象なので、実際は250万円稼がなければならない。
本馬は賞金の高い特別戦(1着70万)を3勝しており、キャリア5戦で250万に到達している。
ただ単純にレース数を重ねて賞金を積んできたのではなく、しっかりと1着を取り続けないとこの時期に古馬戦には混ざれない。
つまり、実力が相当にないと実現できないことなのである。
これだけで本馬の実績は十分だが、タイムも見てみる。
先述したように、高知の2歳馬は1300m戦までしか走ることがない。
今回のメンバーで1300mの持ちタイムを比較すると、本馬の1:25.0はずば抜けて速い。
2位がブラックマンバの1:25.7なので、その差は0.7秒。
ちなみにこの2頭が上記タイムをマークした日は同じ日なので比較対象としては信頼が置ける。
上がりの脚も本馬が1位。
上がり39秒台を使える馬は本馬とこれまたブラックマンバのみだが、マンバの39.9に対し、本馬は39.2をマークしている。
しかも、道中2番手の好位からこの上がりを使っているので文句なく上がりの脚が速い。
スタートも上手なので、テン良し・中良し・しまい良し、である。
前走は古馬相手に2着に敗れているが、道中は逃げてがっつりマークされ、勝ち馬にはインからすくわれるというかなり厳しい展開だった。
それでも2着は確保しているので、むしろ崩れなかったことを褒めるべきであろう。
アクシデントがない限り、不安要素はない。
予想(10/30時点)
※最終予想はレース当日Twitterにて!!
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以上、報知新聞社杯 第5回黒潮ジュニアチャンピオンシップ(高知重賞)出走馬見解でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは次の記事まで、ぐっど・ばい✋
(明日は盛岡競馬の知床賞の見解です)