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【戸塚記念2020】川崎2100mはとにかくタフなコースです

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こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
今回は14頭立ての6頭ですが、がっつり見解を述べています。
それでは、サンケイスポーツ盃 第49回戸塚記念(SⅠ)の出走馬見解をしていきます。

 

戸塚記念出走馬分析

川崎2100mは2角終わりの向正面からのスタート。
3角までは400mと長いので、逃げ馬からしたら前半のペースを落としづらい。
加えて2100mという設定距離でもあるので、非常にスタミナが求められる。
最後の直線は300m。


川崎競馬場は非常に特殊なコースで、それは以下の2点が挙げられる。
1点目は馬場。
南関競馬ないし地方競馬の中でも馬場が重く時計のかかる競馬場。
1600mのC3クラスの平均タイムを比較すると以下となる。
浦和:1:45.5
大井:1:44.6
船橋:1:44.6
川崎:1:45.3

この内、浦和1600mはコーナースタートで他の競馬場よりもコーナーが1つ多いのでタイムがかかっている。
その他の3競馬場はコーナー4つ。
川崎が約1秒遅いのがわかる。


2点目はコーナー。
川崎競馬場は非常にきついコーナーとして有名で、実際に1~2角、3~4角はそれぞれ200mずつしかない。
その分直線が長くなっている。(1周1200m)


以上を踏まえて川崎2100m戦を考えてみると、以下のポイントを持つ馬が好走しやすい。
・内枠(コーナーがきつく、6つも周るから)
・差し馬(前半ペース落ちづらい、2100mという距離から)
・馬場適性(大井、船橋、浦和での好走は必ずしもあてにはならない)
・スタミナ(2100mはタフ)

 

2ヴァケーション(差し)
求めている条件をドンピシャで満たしている馬。
つまりはぺち的推し馬軸馬。


川崎実績は言わずもがなで、2歳時には全日本2歳優駿で中央勢を撃破して勝利。
スタミナ面に関しても、前走美蓉賞(川崎2000m)で3着と対応できている。
そして内枠の差し馬。
2番枠からのスタートなので、コーナー6つを内々で周れる。
差し馬なので、2周目の3~4角は外を回す可能性があるが、少なくとも1周目の3~4角は内々を周れる。
川崎2100mの3歳限定戦ということで単純にスタミナが求められ、それは逃げ先行よりも差し追込馬が有利に働く。
内枠・差し馬・スタミナ・馬場適性と全てを持っているのが本馬。


その上で前走の敗戦を分析してみる。
前走美蓉賞は勝ち馬ウタマロに1.7秒差をつけられる3着。
数字上では大敗だが、見直せる要素はある。
まず枠順。
前走は本馬が9頭立ての7番枠と外目で、ウタマロはやや内枠の4番枠。
ウタマロと2着馬は終始内ラチ沿いを走っており、本馬は外を回されていた。
川崎のコーナーのきつさを考えると、コーナー6つを外々で回されると単純に不利できつい。
今回は逆で、本馬が内枠2番、ウタマロは外枠の13番に入った。


また、本馬はスタートでは最後方で、そこから少しづつ位置取りを上げていた。
最初のコーナーでは8番手にいたのが、2周目の1角では3番手にまで押し上げている。
簡単にいうと、スタートから1000mでペースを上げ、1000m以降でペースを馬群と同じに落とし、仕掛けどころでまたペースを上げている。
スタートの後方から、急→緩→急というペースで、川崎2000mというタフな馬場の長距離戦だったので、さすがに最後の直線では一杯になっていた。
道中でおとなしく脚を溜め、3角手前からの追い込みに徹するという、全日本2歳優駿で勝った時のようなレースができれば、逆転のチャンスはある。


さらに、前走から今回は100m距離が延びる。
つまりはスタートから最初のコーナーまでの距離が100m延びるということなので、逃げ馬はペースを落としづらくなる。
それは差し馬の本馬にとっては好材料
100mの距離延長は、単純な100m延長というわけではなく、前半のペースを考えると先行馬がより消耗しやすく差し有利に働く。。


以上から、ヴァケーションは軸に最適な馬。

 

8ルイドフィーネ(差し)
数少ない川崎2100m経験馬。
前走関東オークスでは中央馬相手に4着。
地方勢では桜花賞、東京プリンセンス賞の2冠馬アクアリーブルに次ぐ先着だった。
レース内容も悪くなく、3着のクリスティ(中央)とは0.3秒差なので、適性は示している。
桜花賞(浦和)、東京プリンセス賞(大井)とそれぞれ3着だが、それよりも相手関係を考えると関東オークスの4着の方が価値は高い。
川崎所属馬でもあり、浦和・大井よりも川崎に適性があるということだろう。
牝馬ながら長距離戦でも戦える。


今回の有力馬の中では内目の枠に入れた。
ほとんどが外枠で、内枠なのはヴァケーションくらい。
その中での8番枠なので、全体で見れば真ん中の枠だが、有力馬に限れば内枠になる。
上手く立ち回れればラチ沿いを走れるのでは。


不安要素は相手関係。
重賞では牝馬限定戦しか戦ったことがなく、牡馬の1線級と戦うのは初めて。
牡馬が過半数以上いるレースも初めてとなる。
牡馬と牝馬で見た時に、牡馬の方が長距離では強く、牝馬は短距離に強いイメージが強い。
それは中央競馬のGⅠ、重賞を見ればわかる。
ダート戦においては2100mは長距離に入るので、そこで牡馬とがっぷり四つで戦えるかは怪しい。
抑え程度か、それ以下の評価。

 

10デスティネ(追込)
位置取りは中段よりも後方、時には最後方近くにまでなる。
大井所属馬なので大井での戦績が多いが、実績的には大井よりも船橋にある。
前々走東京湾カップでは3着だが、1,2着馬はのちの東京ダービーでワンツーを飾っている2頭。
戦った相手のレベルを考えると、着順以上の評価ができる。


大井と船橋では、馬場的には近いがやや船橋の方が時計がかかる。
C3クラスの1200m戦では大井の平均が1:15.2、船橋が1:16.6となっている。
川崎ほど時計のかかる船橋馬場ではないが、川崎経験のない本馬の指標としてある程度船橋適性で信頼が置ける。
船橋が得意ということは左回りが得意ということでもある。
同じく左回りの川崎コースなので、この点も適性への信頼度が上がる。


大井では8戦して(1-4-0-3)で重賞では3着以内なしと、むしろ適性の低さを感じる。
船橋では2戦して(1-0-1-0)で重賞でも馬券に絡んでいる。
前走東京ダービー大井2000m戦だが、適性を考えると7着というのは悪くない。
コース替わりで上積みが見込める。


人気にもならないであろうから、相手には面白いと思う。

 

11ティーズダンク(差し)
一言でいうと器用貧乏な馬。
門別出身の馬だが、砂の深い門別で重賞勝ち。
南関移籍後は浦和の特別戦の勝利のみだが、川崎の全日本2歳優駿3着、大井の京浜盃&東京ダービーで3着。
どんな競馬場でも、どんな距離でもそこそこ結果を残せているのが本馬。


こういう馬はコンスタントに賞金を稼ぐので馬主孝行ではあるが、馬券泣かせである。
切るほど大胆なことはでないが、軸にするには不安過ぎる。
抑えなければならない馬。


川崎2100m適性自体は高い。
2歳時に全日本2歳優駿で3着に好走しているように川崎の馬場との相性は良い。
出身の門別競馬場も砂の深い競馬場なので、ここは信頼が置ける。
距離に関しても前走東京ダービーが2000m戦なので問題ないだろう。
差し馬でもあるので展開も向くだろう。
枠が外目なだけで、実は不安要素は少ない。

 

13ウタマロ(好位)
前走は前哨戦の美蓉賞を勝利。
川崎では5戦5勝と強さを見せている。
川崎コースとの適性はNo.1。
勝ち味の多い馬なので不安要素を述べていく。


まずは枠順。
外枠13番なので、前走(4番枠)のように内々を周って走ることが難しい。
位置取り確保での消耗が、前走以上に考えられる。
その上で、前走から100m距離延長は先行馬の本馬にとっては好ましくない。
最初のコーナーまで400mある川崎2100mでは、前半のペースが上がりやすく先行馬は前半から脚を使わされる。
本馬の馬場はその状況に加えて外枠発走なので、より消耗しやすい。
スタミナに関しては問題なのない馬ではあるが、枠と脚質からくる条件は芳しくない。


とはいっても、川崎実績は圧倒的なので重めの印にはなる。

 

14インペリシャブル(先行)
前走の黒潮盃は2着に1.2秒差をつける快勝で、短距離馬と思われていたがそのレッテルを払拭した。
川崎所属馬でデビューから川崎で4連勝で重賞鎌倉記念を制覇しているので川崎適性は問題なし。
特にコーナリングが上手いので、コーナー6つは本馬には大きなアドバンテージをもたらす。
一見不安要素はないようにみえる。


懸念点は馬場適性。
確かに2歳時は川崎で実績をあげていたが、3歳になってからは馬場の軽い浦和や大井で実績を積んでいる。
前走の黒潮盃も大井だし、前々走プラチナカップの2着も浦和でのもの。
逆に川崎では重賞クラウンカップでウタマロに3.5秒差の11着と大敗をしている。
前走の快勝ぶりをみると、軽い馬場でスピードに乗った競馬が今の本馬の特徴に思う。


となると馬場の深い川崎で時計のかかる展開は向かない。
1800mに対応はできたものの、そこからさらに300m延び、しかも砂の深い川崎コースなので距離適性も再度気になってくる。
枠順も大外14番枠なので、先行馬の本馬からすると前半での消耗が激しくなる。
コーナリングが上手いのでなるべくラチ沿いを走りたいところだが、難しい枠順に入った。
実績のわりに強く推せる要素は少なく、抑え程度の評価。

 

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以上、サンケイスポーツ盃 第49回戸塚記念(SⅠ)出走馬見解でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは次の記事まで、ぐっど・ばい✋
(明日は門別競馬のフローラルカップの見解です)