こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
2017年はアルアイン、キセキ、2018年はブラストワンピースと近年GⅠホースを輩出している毎日杯です。
ギベオンやインディチャンプ、サトノアーサーとここ2年の3着以内馬はいずれものちに重賞を制しています。
今年もその流れを汲めるのでしょうか。
大物感を感じた馬は1頭だけいました。
さて今回はそんな第66回毎日杯(GⅢ)の出走馬適性分析です。
毎日杯の特徴
阪神外回りコースで行われる1800m戦。
近年はアルアインやキセキ、ブラストワンピースといった大物が誕生する出世レースとなっている。
特徴としては外回りながら差しは2-3着までで勝ち馬は先行しての好位差しが多い。
そして過去の好走馬を見てものちに1800m以上のレースで活躍する馬が多いので、距離延長<同距離or距離短縮だろう。
過去3年の勝ち馬と道中の位置取りは以下。
2018年:ブラストワンピース(2-2、10頭立て)
2017年:アルアイン(2-2、8頭立て)
2016年:スマートオーディン(8-7、10頭立て)
先行力のあるレースセンスと急坂で直線の長い阪神コースを乗り切る長くいい脚を使える馬が好走しやすい。
好走期待馬
ウーリリ
・強かった新馬戦
1戦1勝馬だが新馬戦では京都1800m戦でミッキーブラックを破っている。
タイム差こそないものの3着とは0.6秒離しているので2頭の力が抜けていたことになる。
そのミッキーブラックは次走の未勝利戦できっちりと勝利をあげていて、シンザン記念3着、前走は500万下を単勝1.9倍で勝利している。
ミッキーを物差しにすると、単純に500万下は楽勝できて重賞でも馬券に絡めるくらいの能力がウーリリにもあることになる。
レースの内容的には道中は外を回して直線ではミッキーに目標にされるものの、ミッキーを引き付けて追い比べ勝負に持っていき勝利している。
着差はないものの展開を考えるとよく差されなかったという印象で、そこは勝負根性がものをいった感がある。
・先行力と大物感
兄のマカヒキや姉のウリウリと違いスタートが上手く先行力がある。
京都1800mを道中5番手から上がり2位の脚で制しているように長くいい脚も使える。
したがって毎日杯の好走パターンにドンピシャリで当てはまる脚質を持っている。
のちにGⅠを獲れるほどの器を感じたのは、今回の出走メンバーだとこの馬の新馬戦くらい。
・阪神コースは初めて
兄のマカヒキ、姉のウリウリは京都に強い馬なのでこの馬もその可能性がある。
阪神コースは今回が初めてで直線の急坂への対応は未知である。
好走期待値:90
ヴァンドギャルド
・瞬発力勝負に強い
新馬戦は上がり最速の33.9で勝利、続く東スポ杯2歳Sも上がり2位の33.9で勝ち馬にタイム差なしの3着と好走ている。
瞬発力勝負になればこの馬の持ち味が活き、好走につながる。
・阪神で勝利経験あり
新馬戦は阪神1600mなので距離は違えど外回りコースで舞台は似ている。
そこで2着に0.2秒差をつける楽勝をしているのでコース適正は高い。
・時計のかかる馬場は×
前走きさらぎ賞は時計のかかる京都馬場で、良馬場だったものの雨が降っていたのでタフなコンディションだった。
この馬の持ち味である瞬発力は削がれ、上がりは3位の脚を使ってはいるものの35.1で4着に敗れている。
前走の負け方をみると、敗因はそこくらいしか思いつかない。
好走期待値:85
オールイズウェル
・内容の濃い前走
前走は今回と同じ舞台の阪神500万下の1800m戦だが、そこでは2着に入っている。
この時の勝ち馬がサトノルークス、3着がカントル。
サトノは次走すみれSでホープフルS2着のアドマイヤジャスタを敗っており、カントルはセントポーリア賞勝利→弥生賞5着といずれも結果を残している。
オールイズウェルに話を戻すと、サトノとは0.1秒差で敗れているのみなので強い2着だったといえる。
今回と同じ舞台の阪神1800mでこの結果は評価できる。
・タイムも優秀
前走の走破タイムは1:47.5。
このタイムを昨年の12/28に出している。
ちなみにこのタイムは3/3に行われたアルメリア賞の勝ちタイムと同じ。
この時勝ったのが今回の毎日杯に出走するランスオブプラーナだが、約2か月前に同じタイムを出していることになる。
展開だなどによってタイムは変わってくるので単純な比較は難しいが、一つの指標としては評価できる。
・スパッと切れる脚はない
長くいい脚は使えるがスパッと切れる瞬発力はないので、後方に位置しすぎると届かない可能性がある。
自身の上がり最速は新馬戦(6着)時の35.1。
スタミナ勝負の展開になれば強いがスローのヨーイドンになるとキレ負けする可能性がある。
好走期待値:85
ランスオブプラーナ
・前走優秀
前走アルメリア賞は今回と同じ舞台で、そこで2着に0.2秒差をつける楽逃している。
上がりも逃げていながら3位の34.4と、毎日杯でも十分足りる脚を使えている。
直線の急坂も苦にしていなかった。
前々走きさらぎ賞でも逃げて3着と重賞でも実績をあげているので信頼のできる逃げ馬。
・スローで逃げる
逃げ馬だがテンの速さはさほどなく、前走アルメリア賞は1F目が13.1、前々走きさらぎ賞では13.0とゆったりと入っている。
1000m通過も前走は60.7、前々走は61.2と1800m戦にしては遅め。
このマイペースを今回も作れれば逃げ切れる可能性もある。
・マークは厳しくなる
前々走きさらぎ賞では7人気と低評価でその前走が1400m戦だったのでノーマークに近い逃げが出きた。
前走は重賞3着の実績を引っ提げてのレースだったが7頭の少頭数で、そもそもこの馬のスピードについていける馬がいなかった。
今回重賞のレベルでそのようなことはないと思われるので、実績をあげた分マークが厳しくなることは免れない。
好走期待値:85
毎日杯適性まとめ
好走期待値:90
ウーリリ
好走期待値:85
ヴァンドギャルド、オールイズウェル、ランスオブプラーナ
最終追い切り分析・最終予想も併せてぜひ!
【調教】毎日杯(2019)最終追い切り分析~セントウル!~競馬予想ブログ - club keiba
【予想】毎日杯(2019)~ウーリリ!~競馬予想ブログ - club keiba
以上、第66回毎日杯(GⅢ)出走馬適性分析でした。
読んでくれてありがとう!