こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
エタリオウの始動戦となった今年の日経賞。
菊花賞、神戸新聞杯、青葉賞といずれも2着のミスター2着馬ですが、実績を考えると当然断然の人気が予想されます。
それに対抗しうる馬も散見できますので、今年の日経賞は面白くなりそうです。
さて今回はそんな第67回日経賞(GⅡ)の出走馬適性分析です。
日経賞の特徴
小回り、急坂と中山コースへの適性が強く求められる。
展開は遅くなりやすく、そのため好位差しが決まりやすい。
今の中山は例年よりも時計が速く、先週のフラワーCは従来の記録を1.3秒短縮したレースレコードでの決着、スプリングSも直近3年で最も速く唯一1:47秒台での決着となっている。
過去3年の勝ち馬と道中の位置取りは以下。
2018年:ガンコ(1-2-2-2、15頭立て)
2017年:シャケトラ(11-11-8-8、16頭立て)
2016年:ゴールドアクター(2-2-2-2、9頭立て)
時計の速い馬場に対応できて、逃げ馬を見れる位置から差すのが勝ちパターン。
好走期待馬
ルックトゥワイス
・中山2500mで圧勝
前々走は1600万下ながらグレイトフルSを圧勝。
ハンデ戦で57kgという最重量ハンデを背負いながら2着に0.5秒差つけている。
この時の勝ち方としては、まくり差しで4角から先段にとりついて、直線を向いた時点で先頭を捉えられる位置につけて差し切っている。
つまりコーナリング技術が高く、直線の急坂も苦にしないパワーがある差し馬なので中山コースが非常に合っていたのだろう。
単純に同じ舞台で勝利をあげているアドバンテージもある。
・右回り巧者?
3走前までは一貫して左回りコースを走っていたが、2走前から右回りにチャレンジ。
するといきなりグレイトフルSで勝利、前走はGⅡ日経新春杯で勝ち馬に0.1秒差の2着と好走している。
左回り巧者と思われていたが、実は右回り巧者なのではないかと思ってしまうような近走の好成績ぶり。
・馬場も〇
今の中山は時計が速い。
この馬はもともと2000m戦の中距離馬であり、1:58秒台を出せるスピードを持っているので馬場は合いそう。
東京2400mでも2:23.2という持ちタイムを持っている。
好走期待値:95
メイショウテッコン
・コース適性〇
関西馬で今まで中山で走ったことはないのだが、中山適性は感じる。
そう思わせたのは神戸新聞杯(3着)。
阪神コースは直線に急坂があり中山とコース形態が似ている。
そこでダービー馬ワグネリアンに0.1秒差の3着と好走できている。
しかも急坂でも一度差されたワグを差し返そうとする勝負根性を見せていて、この馬は急坂が得意なのだと感じた。
逃げ馬なので直線は短いほうが得であるし、小回り急坂コースの中山は非常に相性が良い。
高速決着にも強く、1800m戦ながら持ちタイムは1:45.9というのがある。
小回りで中山ほどではないが直線に坂がある福島のラジオNIKKEI賞を勝っていることも中山適性を感じさせる要因となっている。
・スローで逃げればチャンス大
これまで逃げをうっての成績は(2-0-1-1)と安定している。
唯一の着外も前半1000m通過が58.5というハイペースになった京都新聞杯で、それでも勝ち馬に0.4秒差の5着に入っている。
スローペースに持ち込めれば神戸新聞杯(3着)のような好走ができる。
・ステイヤーなのか?
個人的には中距離馬だと思っている。
菊花賞では得意の京都コースで敗れているし、何よりラジオNIKKEI賞(福島1800m)ではフィエールマンを、白百合S(京都1800m)ではサラキアを完封している。
1800~2200mが得意舞台に感じる。
好走期待値:90
ブラックバゴ
・前走にひかり
スタートが悪くいつも最後方からの追い込みしか戦法がなかった馬だが、前走京都記念では池添君のファインプレーもあり向正面で先段にとりつき直線でもしぶとく粘って勝ち馬に0.2秒差の6着と健闘している。
道中の位置取りは(10-10-2-2、12頭立て)だった。
前走のような形で精度を高めることができれば好走は期待できる。
そして鞍上が池添君の継続騎乗なのでそれは期待できる。
・近走充実の小回り巧者
前走京都記念では勝ち馬に0.2秒差、前々走中山金杯でも0.3秒差と大きく負けていない。
加えて全4勝のうち3勝が直線の短い小回りコースでのもの(中山、函館、京都内回り)なので小回り適性は高い。
重賞でもホープフルS3着、京成杯2着、最近だと昨年の中山金杯で4着と、重賞では中山で最も成績をあげているのでコース適性は高い。
今年の中山金杯に対応できているように、今の中山の馬場とも相性は良い。
・2500mへの適性
これまで1800-2200mを主戦場としてきた中距離馬なので2500mという距離延長が功を奏すかはわからない。
3歳時には青葉賞で勝ち馬に0.3秒差の4着というのもあり、血統的にも父のバゴは凱旋門賞を勝っているステイヤーで母父もステイヤー血統のステイゴールドなので大丈夫だとは思うが。
好走期待値:85
クリンチャー
・勝ちパターンに最も近い脚質
日経賞の特徴で記述したように、勝ちパターンは逃げ馬をマークしての好位差し。
その脚質に最も近く、かつ実績があるのがこの馬。
昨年春は京都記念で重賞初制覇を果たしているが、その時の位置取りは(4-3-2-4)。
続く阪神大賞典(3着)でも道中は(4-4-3-3)と好走しているときは好位差しができている。
・急坂は苦手
これまで中山では2回走っているが、皐月賞では勝ち馬に0.3秒差の4着、セントライト記念では1.1秒差の9着と馬券に絡めていない。
また昨年の阪神大賞典でも3着(0.4秒差)と好走はしているものの、直線の急坂で止まってしまったように見えた。
3000mという距離適性で3着にまで残れた、という印象。
今回は2500m戦で相対的に距離適性のアドバンテージが薄れるので、急坂への課題が浮き彫りになりそう。
好走期待値:80
日経賞適性まとめ
好走期待値:95
ルックトゥワイス
好走期待値:90
メイショウテッコン
好走期待値:85
ブラックバゴ
好走期待値:80
クリンチャー
最終追い切り分析も併せてぜひ!
【調教】日経賞(2019)最終追い切り分析~メイショウテッコン!~競馬予想ブログ - club keiba
以上、第67回日経賞(GⅡ)出走馬適性分析でした。
読んでくれてありがとう!