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【競馬雑記】血統のお勉強②~キングカメハメハ系編~

どーも、ルメール無双が続く中ひそかに頑張っているのが2年目のヤングジョッキーたち。

ぺちです。

 

先週の紫苑S・京成杯AH・そして昨日のローズSと3連続重賞勝利と絶好調のルメール

秋競馬もルメールから目が離せないのは周知の事実だと思いますが、若手に目を向けると2年目のジョッキーの躍進が目覚ましいです。

現在(9/16時点)の全国リーディングで40位以内の25歳(7年目)以下のジョッキーをみると以下のようになっています。

23位:松若風馬(5年目)

25位:川又賢治(2年目)

29位:武藤雅(2年目)

31位:鮫島克駿(4年目)

32位:富田暁(2年目)

33位:横山武史(2年目)

36位:小崎綾也(5年目)

40位:菱田裕二(7年目)

 

8人中4人が2年目のジョッキーなのです。

今年の函館2歳Sで36位の小崎君が重賞初勝利を飾り、松若君(重賞4勝)、石川君(重賞1勝)と同期で3人目の重賞勝ちジョッキーとなり5年目は豊作の年といわれていますが、ここにきて2年目もそのようになりそうです。

重賞を勝っているジョッキーはさすがにまだいませんが、今年の成績をみる限りはさきいきは明るいと思います。

今後にもこうご期待したいですね。

 

トップジョッキーはいつも注目されますが、若手ジョッキーにもたまにはフィーチャーして、いつかブログで特集でも組めたらと思っています。

 

 

さて今回は血統第2弾と称して、サンデーサイレンス系全盛の日本競馬に、唯一といってよい対抗勢力となっているキングカメハメハ系について深堀してみようと思います。

 

 

 

 

競走馬としてのキングカメハメハ

・2001/3/20日本生まれ、日本で競走馬生活を送る

・通算8戦7勝3着1回(GⅠ2勝) 

・GⅠ勝ちは日本ダービー、NHKマイルC

日本ダービーでは当時のレコードタイムで勝利(後に息子のドュラメンテに破られる)

・唯一の敗戦は京成杯

神戸新聞杯勝利後に屈腱炎を発症し引退

・適性距離はマイル~2400m

・脚質は先行~差し

・気性は穏やか

 

キングカメハメハの血統

父:Kingmambo(ミスタープロスペクター系)

母:マンファス

母父:Last Tycoon(ノーザンダンサー系)

 

キングマンボはフランスの競走馬でマイルGⅠを3勝している名マイラー

キングマンボの母ミエスクも名マイラーでGⅠ10勝の名牝。

産駒はキングカメハメハの他にエルコンドルパサー(JC、サンクルー大賞)、キングズベスト(2000ギニ―)、アルカセット(JC、サンクルー大賞)と自身はマイラーだったが仔は2400mの適性が高い。

またキングカメハメハ日本ダービーでのレコード、アルカセットのJCでのレコードなど高速決着に強く、エルコンドルパサーで分かるようにダート戦や欧州の重い馬場にも対応できる。

キングマンボのこの辺りの万能性はキングカメハメハ産駒にも強く影響を与えているように思う。

 

一方母のマンファスは競走馬としては7戦0勝に終わったが、産駒はキングカメハメハのほかに、サンタアニタダービー(9F)を制したザデピュティ(父Petardia)がいる。

2頭のGⅠ馬はともに3歳での活躍から、産駒は早熟傾向にある。

母としてはGⅠ馬を違う国で2頭輩出しているので優秀といえる。

 

種牡馬成績

初年度産駒は2008年にデビュー、そのフィフスぺトルが函館2歳Sを勝利していきなり重賞制覇、この年に2歳リーディング獲得。

2010・2011年に全国リーディングを獲得、サンデーサイレンス系以外のリーディングは1994年のトニービン以来16年ぶり。

2012年以降はディープインパクトの後塵を拝し、2012~2017年は2位が続く。

 

産駒は気性はおとなしく、距離はスプリント~2400mまでまんべんなく活躍し、芝・ダートも問わない万能型の種牡馬である。

唯一2500m以上のステイヤーでの活躍馬があまり出ていない。

ディープインパクト産駒のような圧倒的な瞬発力はないが、スピードに加えてパワーもあり、レースセンスがあって実力通りの力をきちんと発揮できる馬が多いように思う。

 

各カテゴリで超強力な馬を輩出し、スプリント路線ではロードカナロア、クラシックディスタンスではデュラメンテ、ダート界ではホッコータルマエと後継種牡馬のさきいきは明そうだ。 

 

 

  

主な産駒(後継種牡馬)

ルーラーシップ(リーディング7位)

・競走馬時代の主な実績:QE2世C

エアグルーヴと日本屈指の良血馬のおぼっちゃま君。

自身は能力は高かったものの出遅れ癖がたたり、国内でのGⅠ制覇はなかった。

代表産駒はキセキ、ダンビュライト、リリーノーブル等。

 

産駒の特徴

2018年時点では3世代しか走っていないが、キセキが速くも菊花賞を制覇している。

重賞級だとダンビュライト(AJCC)、テトラドラクマ(クイーンC)がいる。

牡馬と牝馬で成長曲線や適性距離等が異なる。

牡馬の場合はズブい馬が多いので重馬場で長距離が得意なイメージが強いが、テトラドラクマやリリーノーブルなど牝馬は適性距離がマイル~2400mで高速決着にも強い。

また牡馬は比較的遅咲きで3歳秋以降からの活躍が目立つが、牝馬の場合は3歳春から活躍している。

エアグルーヴトニービン系なので、良血にしてサンデーサイレンス牝馬とも配合可能で生産者からの需要は高そうだ。

ダンスインザダークのような種牡馬になりそうなイメージ。

 

特徴:牡馬はズブいステイヤー牝馬は高速決着可能なマイラー

脚質:先行~差し

適性距離:牡馬は2200~3200m、牝馬は1600m~2200m

 

ロードカナロア(同8位)

・競走馬時代の主な実績:高松宮記念スプリンターズS×2、安田記念香港スプリント×2

GⅠ6勝の日本競馬史上最強のスプリンター。

キングカメハメハの最高傑作の1頭。

代表産駒はアーモンドアイ、ステルヴィオケイデンスコール等。

 

産駒の特徴

初年度産駒でいきなり牝馬クラシック2冠のアーモンドアイを輩出、キングカメハメハの筆頭後継種牡馬にいきなり躍り出た。

距離適性やコース適性などはまだ未知な部分は多いが、自身がスプリンターだったので1200~2000m位が守備範囲だと思われるが、しばらくはマイル中心となりそうだ。

また自身がスピードに加えてパワーもあったのでダートでも大物を出せそう。

産駒は瞬発力のある馬が多く、差し・追込から直線一気で抜き去る馬が多い。

ミスプロ系らしく優等生な馬も多いように感じる。

 サンデー系の血が入っていないのでルーラーシップ同様需要は非常に高く、リーディング獲得も夢じゃないように思う。

 

特徴:優等生の瞬発力型

脚質:差し~追込

適性距離:1200~2000m

 

デュラメンテ(2020年新種牡馬)

・競走馬時代の主な実績:皐月賞日本ダービー

日本競馬の結晶ともいえる血統を持ち、それに違わぬ実績を持つ。

キングカメハメハ産駒としては珍しく気性難で圧倒的な瞬発力と暴走が紙一重にある馬だった。

それでいて連対率は100%なので、単純にポテンシャルが圧倒的に抜きに出ていたのだろう。

 

産駒の特徴

産駒デビューが2020年なのでまだ特徴もくそもないが、母父がサンデーサイレンスなので配合にはある程度苦労しそう。

キンカメもサンデー系も入っていない優秀な牝馬となると、ディープインパクト用に海外から輸入してきた牝馬が考えられるので、その優秀な牝馬をあてがわれるのだと思われる。

もしくはサンデーのクロスを上手く活かした配合か。

とすれば種牡馬としても成功は堅いのではないかと思う。

ロードカナロアとは距離適性的にすみ分けができているし、ルーラーシップも血統的に求める牝馬が違うので大丈夫そう。

同じくこれから種牡馬になるリオンディーズは母父がスペシャルウィークで同じくサンデー系だが、デュラメンテの場合はサンデーが3代目に現れ、リオンディーズの場合は4代目なのでサンデー系の受容はリオンの方が大きそうだ。

配合牝馬からしても、ポストディープインパクトはこの馬かなと思う。

 

特徴:??

脚質:差し・追込?

適性距離:クラシックディスタンス?

 

 

リオンディーズ(2020年新種牡馬)

・競走馬時代の主な実績:朝日杯FS

新馬戦勝利後の1戦1勝でGⅠ朝日杯FSを制した天才型の競走馬。

兄のエピファネイア同様気性に問題がありその後は勝利がなく3歳春で引退したが、ポテンシャルの高さ、大物感はデュラメンテのそれと同格である。

 

産駒の特徴

個人的に大好きだった馬なので種牡馬としてどのような活躍をしてくれるのかが待ち遠しい1頭である。

産駒の自身はマイルGⅠしか獲っていないが、兄のエピファネイア(菊花賞、JC)をみるに、距離適性は交配相手にかかわらずクラシックディスタンスなら問題なく走れると思われる。

母系の3代目にサンデーサイレンスが入っているので、サンデー系牝馬との交配の場合少しだけ気をつけなければならないが、大分薄まっているとは思うので近親配合の恐れはそこまでない。

マイルGⅠで勝てるくらいのスピードがあるので、長い血統の歴史をみてもスプリンター系の父×ステイヤー系の母が種牡馬としての成功パターンなので、この馬もその素養は持っている。

気性難が良い方に出ればポストステイゴールドになれそう。 

もしくはキャリア的にポストフジキセキ

 

特徴:早熟??

脚質:差し・追込?

適性距離:マイル~2000m? 

 

 

 

まとめ

このほかにもダート界からホッコータルマエ、中距離晩成型のラブリーデイなど後継種牡馬候補が多いキングカメハメハ、血の未来は非常に明るいものとなりそうです。

個人的にはひいき目ありでリオンディーズに期待していますが、良血ですしサンデーもそこまで濃くないので配合相手も選べそうですし、歴史的にも気性の荒い種馬は成功しやすいですからね。

 

先日サンデーサイレンス系特集をしまして、日本競馬の2強を特集したことになるのですが、どう考えてもキングカメハメハ系の方が後継の質が高いです。

サンデー系はステイゴールドからオルフェーヴルハーツクライからジャスタウェイ辺りが引っ張っていきそうですが、ロードカナロアの現在時点での勢いからすると相手にはならなそうです。

 

10年後、日本ダービー出走馬の血統表をみたら父系にサンデー系がいないという時代に突入かもしれません。 

現在の日本競馬では考えられませんが、血の歴史とは儚く脆いものです。

90年代に隆盛を誇ったトニービンブライアンズタイムを父系でみることはほとんどなくなりました。 

はたしてキンカメ系がサンデー系を凌駕するのか、それともサンデー系が王者に君臨し続けるのか、血統の争いも将来的に楽しみです。 

 

 

以上、競馬雑記:血統のお勉強②~キングカメハメハ編~でした。

読んでくれてありがとう!

ぺち。 

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